2018年9月20日、中國青年報は中國の大學(xué)で開講している「戀愛講座」についてコラム記事を掲載した。戀愛は學(xué)問を超えたもので、単純にハウツー技術(shù)を教えられるものではなく、物議を醸しているという。

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記事によると、「戀愛講座」は、數(shù)年前から上海や天津の大學(xué)で開講されているが、全國での統(tǒng)一マニュアルが未整備のため、多くの大學(xué)は開講に「待ちの姿勢」を保っているそうだ。

記事はまず、同講座について「概念そのものが曖昧なため、教育基準(zhǔn)は設(shè)けられない。教師によって教え方にばらつきが生じ、學(xué)生に“獨(dú)學(xué)”させればいいという狀況も想定される」と指摘。また、「『戀愛講座』には、心理學(xué)、法律、社會學(xué)、文學(xué)や蕓術(shù)など実にさまざまな要素が含まれ、各々の専門家が教えたとしても、その結(jié)果、実際に學(xué)生が戀愛できるのかは保証できない」としている。

次に、「戀愛講座」は3段階に分けられることを紹介。第1段階は社交マナーとしての異性に対する聲のかけ方や話し方で、學(xué)生の素養(yǎng)とEQ（心の知能指數(shù)）を本質(zhì)的に向上させるためのもの。第2段階は戀愛関係をめぐる法的問題という心理學(xué)的なもので、異性を愛すると同時に自分を守るためである。男女関係のもつれがさまざまな問題を引き起している現(xiàn)狀が加味されているようだ。第3段階は戀愛に関する歴史や文化。學(xué)生の教養(yǎng)や思想を鍛えるためだという。

しかし記事は、「中國では主に第2段階のみが教えられ、第1、第3段階が重要視されていない」と指摘し、「第1段階の異性への聲のかけ方は、なぜか“ナンパ”の範(fàn)囲で學(xué)ばれてしまう。これには異性を誘惑したりだましたりする要素も少なからず入っており、若者の戀愛観をねじ曲げてしまうのでは」と危懼している。

また、「『戀愛講座』を通して効果が得られるのかはわからないが、講座を?qū)g施するなら科學(xué)的な理論指導(dǎo)の範(fàn)囲を超えてはならない」とくぎを刺し、大學(xué)で教える「戀愛講座」は今後も長い模索の旅が続くと伝えた。

そして、「十?dāng)?shù)年前、中國では性教育に対しさまざまな偏見があったが、現(xiàn)在では多くの小學(xué)校で科學(xué)的根拠に基づいた性教育が當(dāng)たり前に行われている。歐米の『愛情講座』の中で教える性教育も、もはや新しいものではない」と紹介。最後に「『戀愛講座』の科學(xué)的根拠が立証されれば、多くの大學(xué)で広がりを見せ、その価値が発揮されるだろう」と「戀愛講座」に対する期待が述べられている。（翻訳?編集/和田）