2012年9月17日、訪日中のパネッタ米國(guó)防長(zhǎng)官は「アジア太平洋地域の領(lǐng)土紛爭(zhēng)が、他國(guó)を巻き込む衝突を引き起こすことを憂慮している」と述べた。パネッタ長(zhǎng)官は出発前、「調(diào)停者として日中が平和的に紛爭(zhēng)を解決するよう促したい」とコメントしている。中國(guó)経済網(wǎng)が伝えた。

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パネッタ長(zhǎng)官は日本、中國(guó)、ニュージーランドを歴訪する。最初の目的地である日本では普天間基地移設(shè)問(wèn)題やミサイル防衛(wèi)システムの配備について意見交換。北京では米中の軍事交流、そしてニュージーランドでは防衛(wèi)協(xié)力會(huì)談を行う予定。

これについて、米誌タイムズは15日付の記事で、パネッタ長(zhǎng)官にとって最大の課題は中國(guó)の説得ではなく、先鋭化する東シナ海での紛爭(zhēng)において盟友である日本に「頼りになる」と感じさせることだ、と述べている。

パネッタ長(zhǎng)官の課題は南シナ海での紛爭(zhēng)にも及び、中國(guó)に対してはASEANが提出した南シナ海での紛爭(zhēng)解決プログラムへの參加を呼びかける予定だ。長(zhǎng)官は「中國(guó)や他國(guó)によるあらゆる挑発行為を目にしたくない」と語(yǔ)った。

米國(guó)の呼びかけを受け、フィリピン、ベトナムなど中國(guó)との間に領(lǐng)土問(wèn)題を抱える數(shù)カ國(guó)が団結(jié)して中國(guó)に対抗する動(dòng)きを見せている。今月初め、クリントン長(zhǎng)官は東南アジア歴訪時(shí)に、南シナ海での行動(dòng)規(guī)定のタイムテーブルについて、中國(guó)とASEANが11月の東アジアサミット前に「実質(zhì)的進(jìn)展」を希望するとコメントしている。

中國(guó)との軍事協(xié)力について、パネッタ長(zhǎng)官は「中國(guó)の軍関係者と、核不拡散、航行の自由、海賊版、貿(mào)易、貿(mào)易と人道主義援助など、米中共通の利益となる一連の問(wèn)題について協(xié)議する。アジア太平洋地域の発展のため、協(xié)力を進(jìn)めたい」としている。

米軍側(cè)には、中國(guó)とのパイプを太くすることで誤解による衝突を回避したいとの思いがある。対艦ミサイル、ステルス戦闘機(jī)、空母といった中國(guó)の軍事的近代化が米國(guó)側(cè)の憂慮を招いているためだ。

人民解放軍空軍指揮學(xué)院の喬良（チャオ?リャン）教授は、「釣魚島（尖閣諸島）問(wèn)題は結(jié)局のところ中國(guó)を抑えこみたい米國(guó)のけん制であり、中國(guó)は100年に一度、1000年に一度の好機(jī)に直面しているが、米國(guó)が強(qiáng)大な競(jìng)合相手になっている」と述べた。また、喬教授は「釣魚島であろうとスカボロー礁であろうと、米國(guó)と緊密に連絡(luò)を取ることが可能であり、常に米國(guó)のことを考慮する必要がある」とコメントしている。

中國(guó)訪問(wèn)後、パネッタ長(zhǎng)官は米國(guó)國(guó)防長(zhǎng)官としては30年ぶりにニュージーランドを訪問(wèn)し、海軍の相互訪問(wèn)を推進(jìn)する予定。ニュージーランドが海域への核兵器持ち込み、使用を禁止する法律を制定したため、現(xiàn)在両國(guó)の共同防衛(wèi)條約や大部分の軍事協(xié)力は中斷狀態(tài)にある。

今回のニュージーランド訪問(wèn)は、対中國(guó)の新たな戦略行動(dòng)と見られており、9月初めにもクリントン國(guó)務(wù)長(zhǎng)官がクック諸島で開催された太平洋諸島フォーラム（PIF）に出席している。（翻訳?編集/岡本悠馬）