2012年9月15日、米誌バロンズ（電子版）は「中國の拡聲器」と題した記事で、中國版ツイッターと呼ばれる「微博」の影響力の大きさを論じた。17日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

2009年、中國に「微博」がお目見えした時(shí)は誰もが「単なるツイッターのクローン」だと思っていた。だが、3年後の今、ユーザー數(shù)が3億人を超えるこの「微博」は単なるクローンではないことを世に示している。それはもはや中國人の生活に不可欠で、中國の未來を左右する存在となっている。

「微博」は中國で大きな影響力を持つソーシャルメディアに成長した。ユーザー1人1人が獨(dú)立した情報(bào)源となり、既存メディアが報(bào)じない情報(bào)もあっという間に広めてしまう。當(dāng)局への請願(yuàn)もしやすくなった。自分と同じ意見を持つ人間を効果的に集めることもできる?！肝⒉工纬霈F(xiàn)で、人々はより多くの問題を解決することができるようになった。

それは1人1人に與えられた拡聲器といえるだろう。中國政府にとっては頭の痛い存在かもしれないが、実は國民の生の聲を把握するにはうってつけの存在ともいえる。2011年末現(xiàn)在で「微博」のアカウントを持つ政府機(jī)関や役人は約1萬9000に上る。彼らは「微博」上で市民と積極的にやり取りしているわけではないが、政治の透明度が高まることは期待できる。

ある政治評論家は「『微博』はすべてを変える」と言っている。今、その結(jié)論を出すのは時(shí)期尚早だが、「微博」が擔(dān)う役割は政府と民衆(zhòng)の間で活躍する「二重スパイ」であることは確かだ。それが、中國の改革を後押しする新たなパワーになることは間違いない。（翻訳?編集/NN）