2012年9月19日、尖閣諸島問題に端を発した反日デモが最高潮を迎えると目された「九一八(＝9月18日/柳條湖事件81周年)」が過ぎ、中國國內(nèi)の日系企業(yè)では一部で操業(yè)を再開する動きが出ている。中國大手ポータル?網(wǎng)易(NETEASE)モバイル版の報道。

【その他の寫真】

■ローカル工場の生産を再開した企業(yè)

ソニー(電子機器)＝17?18日にかけ、國內(nèi)8工場のうち2工場を稼働停止していたが、19日より再開(予定より1日早めての再開)

キヤノン(映像?事務機器など)＝17?18日にかけ、珠海(広東省)?中山(広東省)?蘇州(江蘇省)の3工場の従業(yè)員に有給休暇を出して稼働停止していたが、19日より再開。

パナソニック(総合家電など)＝17日に工場稼働停止、その後は國內(nèi)各地の狀況に応じて自主判斷を仰いでいたが、青島工場の操業(yè)再開が未定である以外は正常運営に戻る。

セブン&アイ?ホールディングス(流通)＝17日より、傘下のコンビニエンスストア?セブンイレブンが北京の130店舗、成都(四川省)の68店舗で、傘下のGMS?イトーヨーカ堂が北京の8店舗、成都(四川省)の5店舗でそれぞれ営業(yè)時間を短縮して再開。

■操業(yè)再開延長?未定の企業(yè)

ライオン(トイレタリー、醫(yī)薬品)＝再開未定。

イオン(流通)＝全國36店舗のうち、現(xiàn)在営業(yè)しているは2店舗のみ。16日より、傘下のスーパーマーケット?ジャスコは成都(四川省)、青島(山東省)などで営業(yè)停止中。

ファーストリテイリング(衣料小売)＝中國國內(nèi)の145店舗中、17日より傘下のユニクロ16店舗が営業(yè)停止、18日よりさらに42店舗が営業(yè)停止。

小松製作所(建設機械)＝國內(nèi)6工場のうち3工場が操業(yè)停止。

日立建機(建設機械)＝17日より安徽工場が操業(yè)停止、日本人従業(yè)員25人がすでに帰國したとの報道あり。

オムロン(システム機器、電子部品)＝17日より広州(広東省)の自動車電子部品工場が操業(yè)停止、その期間を19日までに延長。

マツダ(自動車)＝21日まで南京(江蘇省)工場を操業(yè)停止。

カシオ計算機(電子機器)＝17日より傘下の中山(広東省)工場を操業(yè)停止、再開は未定。

※こうしたメーカー工場の中にはもともと稼働率が低く、今回の操業(yè)停止を機に閉鎖へ向かう可能性を指摘されている企業(yè)もある。

■運輸関係

全日空＝9月?11月の中國線で売り上げた88萬枚のチケットのうち、日本発中國行きの団體チケット3800枚、中國発日本行きの団體チケット1萬5000枚がキャンセルに。全日空カーゴ(貨物運送)は影響なし。

中國東方航空＝秋の大型連休(國慶節(jié))をはさむ9月15日?10月15日期間の予約率は6割に落ち込む。

中國の民間航空複數(shù)社＝新規(guī)日本路線の就航取り消し、チャーター便取り消しなどが相次ぎ、當面は売り上げ3?4割減。

※今年7月時點までの訪日中國人観光客數(shù)は前年比72％増を記録し、10月第1週の大型連休に期待がかかっていただけに打撃が大きい。

國際的格付機関フィッチ?レーティングスの統(tǒng)計では、2012年(會計年度)におけるパナソニックの収益のうち、13％が中國市場からの収益となる試算。ソニーは同じく9％の見込み。円高や歐州市場での不振にあえぐ両社にとって、中國市場で受ける打撃は相當に重みのあるものになりそうだ。また、日本にとって中國は最大の貿(mào)易相手國であり、中國にとって日本は第3の貿(mào)易相手國。2011年の日中貿(mào)易総額は3400億ドルにのぼっており、互いにわかちがたい経済関係を保っている。(翻訳?編集/愛玉)