2012年9月、東京?武蔵野市の成蹊大學(xué)で、同大學(xué)のアジア太平洋研究センター主催による「アジアからの世界史像の構(gòu)築とアイデンティティの創(chuàng)生?中國?朝鮮半島?日本の視點(diǎn)から」と題したシンポジウムが開催された。

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孫歌?中國社會(huì)科學(xué)院文學(xué)研究所教授は「中國革命?その思想史的意義―社會(huì)変動(dòng)から見出される原理」と題し講演した。

講義の中で、孫歌さんは、1950年代の中國革命に対する日本における言論や學(xué)問、研究の場(chǎng)で交わされた著作や言論、そして今に殘る當(dāng)時(shí)の資料に「大きな示唆を受けている」と述べた。その上で、「國交や自由往來がなく、情報(bào)も少ない」という狀況の中で、「見事と言うべき深い議論をしている。日本の先輩から學(xué)ぶことが多い」と指摘した。

1950年代の日本の知識(shí)人の先達(dá)として、孫歌さんは、竹內(nèi)好（中國文學(xué)者）と丸山真男（政治思想史學(xué)者）の二人を挙げた。竹內(nèi)好については「魯迅なみに難解ではあるが、中國革命を政権変更ではなく、社會(huì)生活の営みを通じて分析した、勘のいい思想家です」と評(píng)した。

一方、丸山真男に対しては「中國革命への洞察が優(yōu)れたまれに見る政治學(xué)者」として、冷戦イデオロギー、スターリン批判の論文では「マルクス主義の理論化では何が欠落したのか」「マルクス主義者は理論と現(xiàn)実のつながりを無視した」と、そのデリケートな思索の過程を絶賛した。そして、丸山教授も參加した1957年（昭和32年）5月の「革命と平和の論理」をめぐる座談會(huì)を50年代日本の言説を象徴するものとして、例示した。（取材?編集/SK）