中國(guó)が2018年に海外からのごみ輸入を禁止したことで、歐米や日本、カナダなどのごみが東南アジアのマレーシア、フィリピンなどへ輸出されるようになった。近頃、東南アジア諸國(guó)は「ごみは受け入れない」という態(tài)度を明確にしている。人民日?qǐng)?bào)海外版が4日付で伝えた。

海外メディアが伝えたところによると、フィリピンは、廃棄物を積んだコンテナ69個(gè)をカナダに送り返す決定をした。ごみは6月22日にバンクーバーへ到著予定だという。

また、マレーシアの環(huán)境相は、同國(guó)に持ち込まれた約3000トンのごみを返送することを表明した。ごみは日本、英國(guó)、サウジアラビア、カナダ、米國(guó)などからのものだという。

記事は次に、中國(guó)の清華大學(xué)環(huán)境學(xué)院の専門家、譚全銀（タン?チュエンイン）氏が、先進(jìn)國(guó)が東南アジアへごみを輸出する理由として「各國(guó)の環(huán)境に関する法律が厳格化するのに伴い、國(guó)內(nèi)でごみを処理したり利用したりするコストも上昇している。発展途上國(guó)の環(huán)境関連の法律はまだ未整備の部分が多く、法の執(zhí)行能力も低い。さらに人的コストも安いため、先進(jìn)國(guó)が自國(guó)でごみ処理をするのと発展途上國(guó)に輸出するのとでは費(fèi)用が數(shù)倍異なる。先進(jìn)國(guó)は発展途上國(guó)の『監(jiān)督管理の穴』を利用しているのだ」と説明していることを伝えた。

記事によると、ごみの輸入を禁止するため、東南アジアの國(guó)々では次々と新しい法律が制定されている。タイは21年までにプラスチックごみの輸入を禁止する予定で、インドネシアはすでに西洋諸國(guó)からの特定プラスチックごみの輸入を禁止した。ベトナムは昨年7月、新しいごみの輸入許可を出すことを禁じたという。

記事は最後に、譚氏が「一番大切なのはごみそのものを減らすこと。消費(fèi)習(xí)慣を変え、クリーン生産の技術(shù)を上げることだ」と語(yǔ)ったことを紹介した。（翻訳?編集/和田）