日中第三國市場協(xié)力作業(yè)メカニズム會議が9月25日、初めて北京で開かれた。

中國商務(wù)部（?。└辈块L、発展改革委員會副秘書長である蘇偉氏と日本首相補(bǔ)佐官である和泉洋人氏はそれぞれ両國の代表団を率いて會議に出席した。今回の會議は「日中第三國市場協(xié)力の現(xiàn)狀と展望」がテーマ。日中両國は、日本の安倍首相が年內(nèi)に訪中する際に北京で初めて行われる部長級レベルの「日中第三國市場協(xié)力フォーラム」を開催することを目指し、20項(xiàng)目から30項(xiàng)目の具體的な協(xié)力プロジェクトの覚書に調(diào)印することを確認(rèn)した。

今年5月、李克強(qiáng)総理は日本を訪問した際、両國政府は「日中の第三國市場協(xié)力に関する覚書」に調(diào)印した。今回の作業(yè)メカニズム會議は上述の覚書を?qū)g行に移した第一歩で、日中第三國市場協(xié)力の正式な発足を意味している。

▽日中第三國市場協(xié)力は日本の國家発展戦略に

日中両國の指導(dǎo)者は、両國が第三國市場協(xié)力を展開することに合意して以降、絶えずその協(xié)力を迅速に実行に移すため、共に努力し続けてきた。

今年6月、日本政府は鉄道や高速道路、港などのインフラの輸出拡大を目的とした「インフラシステム輸出戦略」を改訂し、「中國と日本の企業(yè)が第三國でインフラ建設(shè)の協(xié)力を促進(jìn)する」ことに関する內(nèi)容を初めて明記した。

「インフラシステム輸出戦略」とは、安倍內(nèi)閣が策定した経済成長戦略の重要な柱の一つであり、2020年までに海外インフラ市場における日本企業(yè)の実際の入札額を30兆円に引き上げることを目標(biāo)としており、毎年評価を行い改訂していく。日本政府が打ち出した最新の改訂案は、中國の「一帯一路」（the Belt and Road）イニシアティブについて初めて言及し、両國がインフラ整備において協(xié)力すべきであると明確に示した。

日本メディアの報(bào)道によると、日本企業(yè)は、政府が日中の第三國市場協(xié)力を「インフラシステム輸出戦略」に盛り込む點(diǎn)について、いずれも歓迎の意を示している。日本が第三國市場協(xié)力を國家開発戦略に盛り込むことは、日中両國首脳の合意を?qū)g行するための重要な措置となり、日本が第三國市場協(xié)力を通して「一帯一路」に參加することの基盤を築くことにも繋がると考えられている。

▽日中第三國協(xié)力の旗艦プロジェクトはタイの「東部経済回廊」

日本メディアの報(bào)道によれば、今回の作業(yè)メカニズム會議で具體的な協(xié)力プロジェクトを検討する際に、タイの「東部経済回廊の開発計(jì)畫」について協(xié)力を展開する可能性について重點(diǎn)的に検討されたとしている。

「東部経済回廊」とはタイが南東部沿海地域に経済區(qū)を設(shè)け、高速鉄道や鉄道の複線化、空港、港などのインフラを大いに発展させ、またその一連の投資優(yōu)遇政策で投資を引き付け、付加価値が高い新興産業(yè)を発展させる開発計(jì)畫を指している。

このプロジェクトが日中第三國市場協(xié)力の旗艦プロジェクトにふさわしいと考えられている理由として主に下記の數(shù)點(diǎn)が挙げられている。

まず、タイは中國と日本のいずれとも友好的で、長期的に安定した関係を築いているだけでなく、タイは中國と日本が東南アジア地域でプロジェクトを行う上で重要な経済貿(mào)易協(xié)力パートナー先の一つでもあるため、三國間の協(xié)力の基盤は他國と比べ、比較的堅(jiān)固となっている。

次に、「東部経済回廊」の発展の見通しは明るく、投資への需要が巨大である點(diǎn)。タイ政府はたびたび日中両國に対し投資を要請しており、日中両國の參加意欲も比較的高い。

また、日中両國がインフラと産業(yè)発展などの面においてそれぞれの優(yōu)位性を備えており、同プロジェクトを通して最大限に相互補(bǔ)完することができる。

最後に、中國、日本、タイ三國に関わる大型企業(yè)がすでに戦略協(xié)力パートナーを結(jié)んでおり、プロジェクトに対するフォローをスタートさせているほか、初歩的な合意にも達(dá)している。このように三國の協(xié)力基礎(chǔ)が堅(jiān)固となっている。

▽三國が國際交通交差點(diǎn)で協(xié)力する意義と見通し

総合的に見て、タイはイノベーションと技術(shù)駆動型の経済國への転換に努めている?！笘|部経済回廊」はその最も核心的な旗艦プロジェクトであり、その建設(shè)は國際社會からの幅広い參加が必要となる。「東部経済回廊」はタイ経済の成長、産業(yè)発展レベルと質(zhì)の向上において重要な役割を果たしているだけでない?！敢粠∫宦贰攻ぅ衰伐ⅴ匹％证去蕙氓隶螗挨工毪长趣恰⒅袊?、日本、タイ三國の地域経済一體化の実現(xiàn)という優(yōu)れた局面へと推し進(jìn)めている。

現(xiàn)在、中國、日本、タイの指導(dǎo)者は、東部経済回廊における三國の協(xié)力を極めて重視しており、三國間協(xié)力を行うことは大きな意義を備えている。中國、日本とタイ三國は、政府部門間の政策コミュニケーションと交流を強(qiáng)化し、企業(yè)に対する指導(dǎo)と包括的なサービスを強(qiáng)化し、三國の企業(yè)がそれぞれの優(yōu)位性を発揮し、相互に有益な協(xié)力を展開することを奨勵(lì)し、「東部経済回廊」プロジェクトが一日も早く「一帯一路」イニシアティブ枠組みにおける旗艦協(xié)力プロジェクトになるように努めている。

今年は日中平和友好條約締結(jié)40周年の年。日中関係は正常な軌道に乗り、更なる関係の改善と発展の重要なチャンスに直面している。日中両國は強(qiáng)い経済的補(bǔ)完性を備えているため、第三國市場協(xié)力を展開していくことはそれぞれの経済成長に有利となるだけでなく、地域の成長やさらには世界経済の安定と成長にも貢獻(xiàn)することになるとみられている。

日中両國政府は両國首脳が達(dá)した合意に従い、進(jìn)んで企業(yè)の積極性を引き出し、支持し、協(xié)力する分野と方式を拡大させていくことで、第三國市場協(xié)力が両國の新しい時(shí)代に向けた新たな協(xié)力スポットと成長點(diǎn)になっていくだろう。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集HQ）