2018年9月30日、中國新聞網(wǎng)は、一時期中國女子卓球界にとっての大きな脅威と位置付けられていた日本の平野美宇が、東京五輪出場のピンチを迎えているとする記事を掲載した。

平野は29日に成都で行われた女子卓球ワールドカップの準(zhǔn)々決勝で石川佳純と対戦、1ゲームを先取したところから4ゲーム連取されて敗れ、ベスト8止まりとなった。記事は「大會前には中國選手に勝って優(yōu)勝したいと意気込んでいたが、目標(biāo)とはかけ離れた結(jié)果に終わった。本人はこれから良くなることに期待を示していたが、頂點(diǎn)から谷へと転落した日本の天才少女は本當(dāng)に今後良くなるのだろうか」とした。

そして、2016年の同大會で16歳の最年少優(yōu)勝を果たし、17年のアジア選手権では世界一の丁寧（ディン?ニン）をはじめとする中國選手を次々撃破して優(yōu)勝した平野について、中國の卓球界は20日余りにわたる集中特訓(xùn)を?qū)g施するなど徹底的にマークし、対応してきたと紹介。その結(jié)果、「平野は中國選手に11連敗を喫したほか、今年出場したシングルス9大會でいずれもベスト4に進(jìn)めないという低迷狀態(tài)に陥っている」と伝えた。

記事は、「平野が持つ男子顔負(fù)けのスピーディーで攻撃的な戦法は確かに女子卓球界をリードしているものの、その一方で非常に明らかな欠點(diǎn)も持っている」と指摘。それは「長いラリーの能力」と「フォアハンド攻撃の弱さ」であるとし、今大會前に弱點(diǎn)を補(bǔ)って実力が上がったと自ら語っていたものの、29日の石川戦では結(jié)局弱點(diǎn)を突かれて攻撃が弱體化したと解説している。

記事は「日本卓球協(xié)會は、世界ランキング上位2選手のみを東京五輪のシングルス選手として派遣することを明らかにしている?，F(xiàn)狀、平野の世界ランキングは石川、伊藤美誠に次ぐ9位。東京五輪まであと2年という狀況のなか、平野にはすでに危機(jī)が忍び寄っている。今、まさに変革の必要がありそうだ」とした。（翻訳?編集/川尻）