香港の中秋節(jié)。ランタンフェスティバルと同様に一大イベントとなっているのが「舞火龍（ファイヤー?ドラゴン?ダンス）」である。「舞火龍（ファイヤー?ドラゴン?ダンス）」は香港島の大坑及び薄扶林地區(qū)で行われるが、アクセスも良く大掛かりで有名なのが大坑の舞火龍だ。

【その他の寫真】

「舞火龍（ファイヤードラゴンダンス）」の始まりは19世紀(jì)になる。當(dāng)時(shí)は客家村だった大坑地區(qū)は、ある年大きな災(zāi)害や疫病に見舞われた。その時(shí)、「來(lái)たる中秋節(jié)の晩に、3日間火の龍の舞いを踴り続けなさい」というお告げがあり、それを?qū)g行をして村は救われた。それ以來(lái)、この大坑エリアでは100年以上もの間 中秋節(jié)の舞火龍が行われ続けている。

火龍は、藁などで作られた胴體に何千本もの線香をさす事によってつくられる。その胴體は67メートル、頭部分だけでも何十キロもあるそうだ。この巨大な火龍の舞いは、大坑地區(qū)に居住している（或いは過(guò)去にした事がある）300名もの男性によって動(dòng)かされる。

中秋節(jié)の1日～3日目の晩、例年20時(shí)過(guò)ぎから約2時(shí)間あまりの間、龍は線香をまとって火花を散らしながら大坑地區(qū)を駆け巡る。昔から伝えられている複雑な動(dòng)きをしながら荒れ狂うように踴る様子は、生きた龍さながらだ。頭を中心に長(zhǎng)い胴體を円形に巻いていき、龍の尻尾部分の動(dòng)きも非常に激しい。

踴る人々も沿道で龍が舞う様子を見守る人々も、みな線香の煙や熱さや火花にまみれ、汗だくになり一體化していく。中秋節(jié)は大坑地區(qū)の人々にとって、長(zhǎng)い間守り続けてきた伝統(tǒng)と文化が花開く時(shí)である。

この3日間は、大人だけではなく、女性や子供たちも待ち焦がれる年に一度の大イベントとなっている。蓮の花の形をしたランタンを持ち、火龍の舞いを見守る女の子たちがとても可愛(ài)らしい。この舞火龍（ファイヤー?ドラゴン?ダンス）は、中國(guó)の無(wú)形文化遺産リストにも選ばれている。（提供/フライメディア）