2018年9月30日、中國(guó)新聞社は、タイのバンコクにあるドンムアン空港で中國(guó)人観光客が毆打された事件について報(bào)じた。事件を受けて、タイ首相官邸の報(bào)道官は、プラユット首相が心からのおわびを述べるとともに訪タイ中國(guó)人観光客からの信頼をできるだけ早く回復(fù)するよう指示したと述べた。

記事によると、9月27日の夜、ドンムアン空港の警備員がチップの支払いをめぐって入國(guó)を拒否された中國(guó)人男性と衝突した。29日、ドンムアン空港管理局局長(zhǎng)は記者會(huì)見(jiàn)で中國(guó)人が毆打された事件について謝罪するとともに中國(guó)人観光客のタイ訪問(wèn)について歓迎の意を表明し、関連部門の管理の強(qiáng)化とサービス意識(shí)を向上に努め、同様の事件が発生しないようにすると表明したという。

また、報(bào)道官はプラユット首相の言葉を引用して「空港はタイへの入口だ。そこで働く人間はサービス意識(shí)を持たなければならない」とし、「この事件は回避できるものであった。たとえ観光客が入國(guó)拒否されたことに対して不満を表したとしても、従業(yè)員は感情をコントロールして、基本的な行動(dòng)規(guī)範(fàn)を遵守しなければならない」と述べたという。

報(bào)道官は「以前発生したプーケット島での遊覧船転覆事故以來(lái)、中國(guó)人観光客數(shù)が減少しているため、プラユット首相は毆打事件の発生がさらにタイへの旅行業(yè)にマイナスの影響とならないか心配している」とも述べたという。

記事は「中國(guó)はタイの旅行業(yè)にとって最重要顧客である。しかし、今年7月5日にプーケット島で遊覧船転覆事故が発生して中國(guó)人観光客47人が犠牲となり、この悲劇で中國(guó)観光客のタイ観光に対する信頼を失った」と論じ、併せて「タイの観光?スポーツ省の統(tǒng)計(jì)によると、7月と8月の2カ月でタイを訪問(wèn)した中國(guó)人観光客は前年比でいずれも減少しており、そのうち8月は前年比で12％近く減少した」と伝えた。

記事によると、今回の事件を受けて、報(bào)道官は「プラユット首相は観光?スポーツ省、観光警察などの関連部門に迅速に対策を講じ、中國(guó)人観光客からの信頼を回復(fù)するよう、また、中國(guó)人を含むすべての観光客に便宜を提供するよう求めた」と述べたという。（翻訳?編集/南部）