中國(guó)人民解放軍海軍が公式にパイロット候補(bǔ)生を募集すると発表した。中國(guó)海軍のパイロットの募集は2019年から、大きく拡大される。

4つのグループが継続して23省、直轄市、自治區(qū)に渡って全國(guó)的にパイロット士官候補(bǔ)生をテストし、選び出すという。（中國(guó)は23省5自治區(qū)4直轄市2特別行政區(qū)からなる）。中國(guó)中央軍事委員會(huì)公認(rèn)で人民解放軍が出資している英字軍事ウェブサイト「チャイナ?ミリタリー」（2018年9月18日付）が報(bào)じている。

中國(guó)人民解放軍海軍パイロット候補(bǔ)生募集業(yè)務(wù)事務(wù)室によれば、これらのリクルートでもっとも重要なのは、空母艦上機(jī)パイロットとなる士官候補(bǔ)生の選抜であるという。

公開(kāi)されている『2019年度海軍パイロット候補(bǔ)生募集要項(xiàng)（概要）』によれば、家族があり、該當(dāng)?shù)貐^(qū)での學(xué)籍に登録されており、戸籍があり、関連する基準(zhǔn)に適合したものが新兵募集に申し込むことができる。中國(guó)共産黨の方針を支持していることも條件となる。中國(guó)海軍が求めているパイロット候補(bǔ)生は、16歳から19歳までの男子だ。

パイロット候補(bǔ)生になれば、授業(yè)料免除で大學(xué)の學(xué)部過(guò)程を受講することができ、生活必需品と給料が支給され、4年後には一流大學(xué)の學(xué)士の學(xué)位を取得することができる。海軍パイロット?リクルート業(yè)務(wù)事務(wù)室?guī)趫?bào)によれば、「パイロット候補(bǔ)生のうちの一部は、空母艦上機(jī)パイロットとして、體系的な最高の訓(xùn)練受ける」としている。

中國(guó)軍はアメリカ軍と伝統(tǒng)やしきたりなど、多くの面で違っている。しかしパイロットがエリートであるということを強(qiáng)調(diào)し、他にも興味を引きそうな內(nèi)容を提示して若者をその気にさせようとするのは、はからずもアメリカと同じだ。

中國(guó)海軍が、瀋陽(yáng)J-15（殲-15）フライングシャーク艦上戦闘機(jī)パイロットを直接に公募するのは今回がはじめてとなる?，F(xiàn)在のJ-15艦上戦闘機(jī)のパイロットは、空軍から引き抜かれたり、海軍の他の航空機(jī)で訓(xùn)練していたパイロットだった。

中國(guó)の空母?遼寧では24機(jī)のJ-15戦闘機(jī)以外に、早期警戒ヘリコプターなど、多くのヘリコプターが運(yùn)用されている。まだ試験段階の、中國(guó)2隻目（國(guó)産1隻目）002型空母は、遼寧よりやや多くのJ-15戦闘機(jī)を搭載することができるとみられている。

伝えられるところによれば、中國(guó)はすでに3隻目の空母の建造をはじめているとされる。情報(bào)源によって多少の時(shí)期の違いはあるとはいえ、複數(shù)のメディアが、中國(guó)は2030年くらいまでに、空母4隻體制になるのではないかと見(jiàn)込んでいる。

「チャイナ?ミリタリー」によると、將來(lái)中國(guó)の空母4隻體制を見(jiàn)越して、中國(guó)海軍は400人のパイロットを必要とするという。

サウスチャイナ?モーニング?ポスト（2018年9月19日付）では、2016年の終わりまでで、25人のパイロットがJ-15艦上戦闘機(jī)を操縦する資格をもち、他に12人が訓(xùn)練中だったとしている。

今年5月には、夜間にJ-15が遼寧に著艦する映像が中國(guó)海軍によって公開(kāi)されている。統(tǒng)計(jì)では空母艦載機(jī)において、約80パーセントの事故が著艦の過(guò)程でおこっている。特に夜間著陸は、非常に高い操縦技量を必要とし、空母運(yùn)用においてもっとも危険な行為として広く知られている?？漳袱丐我归g著陸が行えるのは、パイロットの中のエリートチームだけだ。中國(guó)國(guó)営通信社の中國(guó)新聞網(wǎng)では、パイロットの王亮氏の発言として、艦載機(jī)が夜間に発著艦するのは、真っ暗な中で字を書(shū)くようなもので、うまくできるようになるには徹底的に熟知するしかないとしている。

J-15艦上戦闘機(jī)の先任パイロット盧朝輝大佐は、次のように話している?！敢归g著陸を可能にするため、多くの困難を乗り越えなければならなかった」「最初は空母の甲板にどのように照明を配置し、どれくらいの明るさにするべきかもわからなかった」

空母遼寧が就役したのは2012年9月、中國(guó)のパイロットが始めて空母への著艦を行ったのは、2012年11月のことだった。

中國(guó)2隻目（國(guó)産1隻目）の空母は、來(lái)年には就役すると見(jiàn)込まれている。中國(guó)海軍は空母艦上機(jī)のパイロットを緊急に必要としている。

チャイナデイリーによれば、中國(guó)海軍パイロットの裴英杰少佐が次のように言ったという?！盖绀欷咳?、空を飛ぶ。悪天候の日も空を飛ぶ。晝も夜も訓(xùn)練していて、ほとんど家族のことを顧みる時(shí)間がない」「これもすべて、経験と能力で、我々と潛在的な敵との間に違いがあることがはっきりとわかっているからだ。訓(xùn)練するしかない。1分も無(wú)駄にできない」。

2018年8月に公開(kāi)されたアメリカ國(guó)防総省による『中國(guó)の軍事力に関する年次報(bào)告書(shū)』では、「遼寧はアメリカの空母より大幅に劣る。しかし、空母?遼寧は海上の部隊(duì)に航空機(jī)による上空援護(hù)を提供し、パイロット、甲板乗務(wù)員、戦術(shù)を向上するのに使用されている」となっていた。

■筆者プロフィール：洲良はるき

大阪在住のアマチュア軍事研究家。翻訳家やライターとして活動(dòng)する一方で、ブログやツイッターで英語(yǔ)?中國(guó)語(yǔ)の軍事関係の報(bào)道や論文?レポートなどの紹介と解説をしている。月刊『軍事研究』に最新型ステルス爆撃機(jī)「B-21レイダー」の記事を投稿。これまで主に取り扱ってきたのは最新軍用航空機(jī)関連。

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