2012年9月10日、中國の著名作家?呉暁波（ウー?シャオボー）氏が「この100年で3度発生した日本製品の不買運(yùn)動(dòng)」と題した記事を中國のブログサイト?新浪博客に掲載した。以下はその概要。

【その他の寫真】

中國で最初に日本製品の不買運(yùn)動(dòng)が起きたのは1915年。日本が當(dāng)時(shí)、中華民國の袁世凱政権に「対華21カ條要求」を突き付けたのがきっかけだ。上海で4萬人近くが反対を呼び掛ける國民大會(huì)を開き、その後、広東省など10數(shù)省?市に拡大。國産品の購入を提唱する民間の「中華國貨維持會(huì)」が各地の學(xué)生に「日本製品狩り」を指示。學(xué)生らはそれに従い、商店などを回り、日本製品の破壊や沒収を繰り返した。

2回目は日本が東北三省を侵略した1931年だ。この時(shí)からナショナリズムの名の下に非道徳的な行為が許されるという風(fēng)潮が生まれた。政府の積極的な関與も始まった。日本人を「敵」とみなし、敵が作った製品は死んでも使わない、日本製品を販売する者は裏切り者、といった過激な論調(diào)が席巻。政府も日本製品に高い関稅をかけ、日本の対中輸出額は一気に半分から3分の2に減少した。

3回目は2000年代に入ってから。最近も釣魚島（尖閣諸島の中國名）問題をめぐる激しい不買運(yùn)動(dòng)が起きているが、日本車の破壊といったうっぷん晴らしに近い行為があった以外、特に大きな動(dòng)きは見られない。それは、中國と日本の立場(chǎng)が逆転したことを意味する。我々は理性的で自信に満ちた方法で隣國との関係に対処していけばよい。日本はもはや中國にとって、経済面で最も重要なライバルではなくなったということだ。

経済史において、不買運(yùn)動(dòng)によって経済のさらなる成長を果たした國や民族は1つもない。もちろん、中國や日本も例外ではない。最後にこの事実を皆さんにお伝えしておこう。（翻訳?編集/NN）