韓國が巨額を投じ開発した列車、今では「無用の長物」に=韓國ネットは鉄道インフラ批判

Record China    2018年10月5日(金) 12時10分

拡大

2日、韓國?中央日報は、韓國政府が総事業(yè)費2000億ウォン余りを投じて開発した振り子式列車と次期高速鉄道が「事実上の無用の長物となり放置されている」と報じた。資料寫真。

2018年10月2日、韓國?中央日報は、韓國政府が総事業(yè)費2000億ウォン(約200億円)余りを投じて開発した振り子式列車(TTX)と次期高速鉄道(HEMU‐430X)が「事実上の無用の長物となり放置されている」と報じた。

韓國の國土交通部は同日、國會國土交通委員會のソン?ソクチュン議員(自由韓國黨)にTTXとHEMU‐430Xの開発現(xiàn)況に関する資料を提出した。両列車の開発には、それぞれ約860億ウォンと約1140億ウォンが投じられたが、どちらも現(xiàn)在は活用案がなく、韓國鉄道施設(shè)公団の車両基地に長期保管されている狀態(tài)との內(nèi)容だという。

TTX開発は2001年に開始された。振り子式列車とは、車體を內(nèi)側(cè)に傾斜させることで曲線區(qū)間も速度を落とさず走行できるというもの。國土交通部は當初、12年には曲線區(qū)間の多い路線に導入し、運行時間を最大で約20%短縮すると計畫していた。しかし、開発と性能試験をほぼ終えた11年に突然政府の方針が変わり、TTXの導入を予定していた路線はいずれも、改良によって直線化、高速化を目指すこととなったという。記事は「このためTTXの中核技術(shù)は事実上、無用の長物となった」としている。

HEMU‐430Xは、07年に開発に著手。動力分散式を採用しており、13年には最高時速421.4キロメートルを記録した。政府はソウル~釜山(プサン)間を1時間30分で走行可能だとし、輸出も計畫していた。しかし、その後は高速走行に必要な線路、電車線、信號システムの改良が進まず、さらには常用化に向けて韓國鉄道施設(shè)公団が進めていた研究も、國土交通部がストップさせたという。ある関係者は「內(nèi)部では『今でも十分なのに、速度を上げる必要があるのか』という否定論が少なくない。HEMUに関心がない狀況だ」と話しているといい、記事は「HEMUの運命は不透明だ」としている。

同部鉄道政策課のキム?ウィヨン事務(wù)官は「HEMU開発で動力分散式の技術(shù)を確保し、高速鉄道の実用化モデルを作ったことそのものに意味がある」と説明している。しかし、その技術(shù)は「死蔵の狀態(tài)」で、國內(nèi)で導入されない列車を輸出することは事実上、不可能だとの批判も出ているという。ソン議員は「膨大な費用を投じて開発したが、政策が変わったために結(jié)局、稅金の無駄遣いになったと言える」と指摘している。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「公務(wù)員が國の発展を阻む」「本當の問題は、やたらと駅ばかり造って、少し進んでは停車するようにしたこと。なのに必要な所には駅がなく、必要のない所に駅がある」「HEMUを?qū)毪筏郡趣长恧?、ポルシェやランボルギーニを狹い道路で走らせても前にリヤカーがいたら意味がないのと同じことになる」「ソウルから釜山までの間に駅があり過ぎ。1時間30分で行くって?笑わせるな」「振り子式列車の技術(shù)は、日本では昔から使っている。中國や日本の特急列車はKTX(韓國高速鉄道)より快適だ。韓國の鉄道インフラの駄目さがよく分かる」などと厳しい聲が多く寄せられている。

一方で、「TTXとHEMUの技術(shù)は現(xiàn)在、主力生産している列車に適用されている。どちらもプロトタイプだっただけなのに、これを『放置されている』とはおかしい。鉄道好きの間では常識だ」という、鉄道ファンからの意見も見られた。(翻訳?編集/麻江)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務(wù)提攜

Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務(wù)提攜