中國メディアの新浪網(wǎng)は2日、高速道路上に調(diào)理品や飲み物を販売する違法な屋臺が出現(xiàn)していると伝える記事を掲載した。1日に始まった國慶節(jié)（建國記念日）連休には通行車両が増え渋滯も発生しやすいことを商機(jī)と見なし「大儲け」を狙っての行為という。警察は取り締まりに力を入れている。

記事によると、10月1日には江西省內(nèi)の高速道路の導(dǎo)流?。ē讥芝楗京`ン）で弁當(dāng)などの販売を始めようとしていた男性がいた。話を聞くと、以前に高速道路上で渋滯に見舞われたことがあり、通行車両が多く渋滯の発生しやすい國慶節(jié)連休は飲食物販売の「商機(jī)」になると気づいたという。弁當(dāng)は1個25元（約414円）で売る考えだった。ただし、実際には警察官がやってきて、「発売前」に高速道路から立ち退かされたという。

SNSには「ビジネスパートナー求む」との投稿も出現(xiàn)した。「高速道路の入り口付近で焼きそばを作る」ビジネスで、「10キロメートルの渋滯が発生するとして、5メートルに1臺の車が存在する。3車線で1萬2000臺。1臺當(dāng)たり5人が乗っているとして計6萬人。1人前10元（約160円）で売るとして、60萬元（約993萬円）。運(yùn)が良ければ120萬元。（約1987萬円）連休中に稼ぎ続ければ1億元（16億7000萬円）になる」と主張した。

ネットでは「炒飯炒麺炒出房（チャオファン?チャオミエン?チャオチューファン）」との言い方も出現(xiàn)した?！赋础工伪緛恧巫至xは調(diào)理の際の「炒める」だが、近年は投資目的で金融商品や不動産物件を売り買いする意味でも使われる?！赋达埑袋M炒出房」はさしずめ「チャーハン作って焼きそば作って、部屋を買おう」ということになる。

高速道路上に屋臺を出す動きは、國慶節(jié)連休が始まる前から目立つ狀態(tài)になっていたようだ。浙江省寧波市北侖區(qū)の警察當(dāng)局が9月29日に約半日をかけて集中取り締まりを行ったところ、路肩や料金所近くで「営業(yè)」していた屋臺3店を摘発することができた。停車して路肩で営業(yè)する屋臺の経営者に価格を?qū)い亭皮い脒\(yùn)転手もいたという。

つまり、違法な屋臺の存在により、道路交通が阻害され、場合によっては渋滯をさらにひどくしてしまう元になる。高速道路上の屋臺は危険であるだけでなく、他のドライバーの「大迷惑」にもなりかねないわけだ。

警察側(cè)は違法な営業(yè)を確認(rèn)するたびに、ガスボンベなどを沒収した上で立ち退かせた。

警察官のひとりは、インターネット上の「ビジネスパートナ求む」の書き込みについて「単なるジョーク」と説明。高速道路上を歩いたりしたら極めて危険として「見習(xí)ってはいけない」と述べたという。（翻訳?編集/如月隼人）