中國?新華社は3日、3カ月以上にわたり動向が分からなくなっていた女優(yōu)の范氷氷（ファン?ビンビン）さんについて、日本円で約23億4000萬円相當(dāng)の脫稅行為が明らかになったと稅務(wù)當(dāng)局が表明したと伝えた。

記事によると、ファンさんは映畫「大轟炸」（2018年10月26日公開予定）に出演した報酬として3000萬元（約4億9700萬円）を受け取ったが、契約書に報酬を1000萬元と書き込むなどで殘りの2000萬元分について脫稅した。脫稅額は個人所得稅分が618萬元、営業(yè)稅分などが112萬元で、合計730萬元（約1億2100萬元）になるという。

さらに、ファンさんが法定代表人を務(wù)める企業(yè)も、納稅額が2億4800萬元不足しており、うち1億3400萬元（約22億2000萬円）分が脫稅と認(rèn)定された。ファンさんは個人分と法定代表人を務(wù)める企業(yè)分の合計で、約23億4000萬円分の脫稅に関與していたことになる。

新華社はファンさんの脫稅問題について、國家稅務(wù)総局と江蘇省稅務(wù)局から得た情報とした。江蘇省稅務(wù)局は9月26日、ファンさんに「稅務(wù)行政処罰事項通知書」を発行した。ファンさんは稅務(wù)當(dāng)局に対する事情聴取申し立てを行わなかったため、江蘇省稅務(wù)局は同月30日、ファンさんに対して改めて、「稅務(wù)処理決定書」と「稅務(wù)行政処罰決定書」を発行した。

ファンさんの個人脫稅については、計4億7900萬元（約79億4000萬円）の罰金が科せられる。ファンさんとファンさんが法定代表人を務(wù)めている企業(yè)に対しては、追徴稅2億5500萬元と滯納金3300萬元の計2億8800萬元（約47億7000萬円）が科せられる。また、ファンさんが法定代表人を務(wù)めている企業(yè)2社については、ファンさん個人の納稅を代行しなかったことと、稅額を抑えることに便宜を図った行為に対して、計1億2600萬円（約20億9000萬円）の罰金が科される。

稅務(wù)當(dāng)局が指定した期限までにファンさんらが追徴稅、罰金、滯納金などをすべて納入すれば、刑事責(zé)任が追及されることはない。納入を済ませない場合には、警察が改めて扱いを開始することになる。

中國メディアの証券日報は9月6日付で、ファン?ビンビンのさんについて汚職事件にも関係していると報じたが、新華社は觸れなかった。（翻訳?編集/如月隼人）