2018年10月4日、中國の郊外や農(nóng)村部ではこの時期、道路を穀物が占領(lǐng)する風(fēng)景を目にすることができる。これは昔ながらの光景なのだが、車を運転手する人からは「危険」との聲も聞かれている。

中國の動畫サイト?梨視頻が掲載した動畫は山西省忻州市靜楽県で2日に撮られたもので、収穫した農(nóng)作物を道路に並べる農(nóng)民の姿を多く確認(rèn)できる。穀物は道路を橫切るように占領(lǐng)しており、道を通る車は対向車線にまではみ出て走行しているのがわかる。

道路を占領(lǐng)する行為は中國の関連法で禁止されており、道路に干し何度も車に踏まれた穀物の表面は滑りやすくなり、ハンドルを奪われ車がコントロールを失うことがある。実際、今年6月には江蘇省徐州市で、道路に敷き詰められた麥の上を走行した乗用車がコントロールを失い、対向車線を走行していた二輪車に衝突。これにより二輪車の女性が死亡した。

この事故では乗用車の運転手のほか、麥を道路に敷き詰めた人物にも罪が問われたが、こうした事故は毎年のように起きている。それでも道路を占領(lǐng)した穀物の天日干しが減らない理由について、メディアやネットではさまざまな聲が聞かれている。

道路占領(lǐng)を法律違反として批判する聲がある一方で、「昔は穀物を干す専用の場所があったが、今ではそうした場所は減ってきており、農(nóng)民は他に干す場所がない。収穫した穀物を早く干さないと腐ってしまいそれまでの苦労が無駄になる」「農(nóng)場が大きければ農(nóng)機(jī)を使うこともできるが、小規(guī)模農(nóng)家の場合、農(nóng)機(jī)を使う環(huán)境が整っていないため、手作業(yè)で収穫して干すしかない。それに、穀物なら車に踏んでもらうことで脫穀もできる」と言った聲も聞かれている。（翻訳?編集/內(nèi)山）