拡大
8日、中國新聞網(wǎng)は、中國人留學生を狙った「エア誘拐」詐欺事件が多発していることについて、外交部が注意喚起していると伝えた。寫真は日本の警察。
2020年7月8日、中國メディアの中國新聞網(wǎng)は、中國人留學生を狙った「エア誘拐詐欺」事件が最近多発しており、外交部が注意喚起していると伝えた。
記事によると、公安局や検察などをかたって中國人留學生をだまし、実家との連絡(luò)を遮斷させ、誘拐を裝って実家に身代金を要求する「エア誘拐詐欺」の事件が多発しているという。
記事は実際に起こったケースを紹介。今年6月19日、某國の中國大使館に「留學中の娘が誘拐され、300萬元(約4600萬円)」の身代金を要求されている」と中國國內(nèi)の両親から救助を求める連絡(luò)が入った。誘拐犯は娘の微信(WeChat)アカウントで「1時間以內(nèi)に」「あと30分待つ」などと何度も身代金を催促し、娘の助けを求める聲の録音データを送り付けて脅迫してきたという。
両親の証言では、娘が「パートナー」と起業(yè)するためにネットを通じて高利貸しから50萬元(約766萬円)を借りたところ、「パートナー」が金を持って失蹤してしまったため、娘は同級生たちから金を借りて返済にあてていた。話し合いにより、両親が娘の返済に協(xié)力することになっていたが、19日になって娘と連絡(luò)が取れなくなり、誘拐犯からの脅迫電話を受けたため、大使館に連絡(luò)したという。中國大使館の要請で現(xiàn)地警察に捜査本部が立ち上げられたが、両親の証言などを基にすると高利貸しが絡(luò)んだ誘拐事件にしては疑問や矛盾が多く存在することから、當局は詐欺事件へ捜査方針を転換。20日に女子留學生を保護し、事件は解決した。
解決後、女子留學生は自分に起きたことを証言。6月5日、上海の公安當局をかたる今回の犯人から「マネーロンダリングに関與した疑いがある」「保釈金27萬8000元(約426萬円)を払わなければ刑務(wù)所に送る」との連絡(luò)を受けた女子留學生は、「他人にこの件を口外しないこと」「『Skype』による24時間監(jiān)視」「勝手に部屋を離れないこと」などの犯人の要求を受け入れ、両親に「高利貸しから借りた」などとうそをついた。両親と相談したことを知った犯人から要求され、女子留學生は自分からホテルに移り、外界との連絡(luò)を一切遮斷したのが19日の誘拐事件の真相だという。
記事は最後に「公安や検察などをかたって、捜査協(xié)力の名目で口外を許さず、金銭をだまし取るよう仕向けるやり方は目新しい手法ではない」とし、「留學前の防犯教育として『七不一要(電話を取らない、折り返さない、連絡(luò)先を漏らさない、パニックにならない、沈黙しない、送金しない、ぼんやりしない、通報する)』に留意すること」「普段から雙方向のコミュニケーションを取ること」「助けを求めて損失を最小限にとどめること」の3つが重要だと述べた。(翻訳?編集/原邦之)
Record China
2020/3/9
Record China
2019/10/4
Record China
2019/5/1
Record China
2018/8/7
Record China
2018/3/24
ピックアップ
we`re
RecordChina
この記事のコメントを見る