2018年10月9日、中國科技網(wǎng)は、中國高速鉄道車両で定員オーバーにより一部乗客が降ろされる事態(tài)が発生したことについて、その仕組みを紹介する関係者の話を伝えた。

今月1日、高速鉄道列車「復(fù)興號」G108號列車が常州北駅を出発する際、駅に「重量オーバーにつき列車が運転できません。切符を持っていない乗客は速やかに下車してください」との放送が流れた。

記事は、この狀況は「復(fù)興號」がデビューしてから初めての出來事であり、乗客の多くが首をかしげるとともに、ネット上でも「ハイスペックな復(fù)興號で重量オーバーが起こるのか」「重量制限があるのに立ち席を販売するのはおかしいのでは」「実際どの程度の重さまでOKなのか」「和諧號ではこんなことは起きなかった」といった疑問の聲が相次いだとしている。

この問題について中國鉄路総公司の専門家は「和諧號も復(fù)興號も一定の定員超過に堪えうる力を持っている。一方で復(fù)興號については安全性のほかに乗客の快適性も考慮されており、乗客の量が一定基準(zhǔn)を超えると警報裝置が作動して列車が停止する。和諧號にはこの裝置がついておらず、切符の販売數(shù)で乗客數(shù)をコントロールしている」と説明した。

また、中國中車四方の復(fù)興號CR400AF車両設(shè)計師は「17トンの軸重を基準(zhǔn)とし、これを超えなければ安全に運行が可能?？照{(diào)や給水などの能力を考慮すると、定員の20％オーバーになると乗車の快適性が低下するので、この基準(zhǔn)で自動警報を作動させ、乗客に別の列車への乗り換えを喚起する。ただ、誤差を考慮して20％をベースに一定のゆとりを持たせている」と解説している。（翻訳?編集/川尻）