2012年10月5日、中國(guó)では近年まで「學(xué)生の身分で戀愛(ài)は禁止」という風(fēng)潮が強(qiáng)く、日本よりもかなり保守的な印象だったが、最近はだいぶ変わってきたようだ。湖北省武漢市のある記者が取材したところ、イマドキの小學(xué)生は好きな異性とメールをやり取りするなど、かなり大人びていることがわかった。武漢晨報(bào)の報(bào)道。

【その他の寫(xiě)真】

武漢市在住の孟(モン)さんはある日、小學(xué)校5年生の娘?莉莉(リーリー)ちゃんが攜帯電話を充電中にふと、娘のメール受信履歴をのぞいてみた。すると、同級(jí)生の男の子から1日あたり100通以上ものメールを受信していることが発覚。その內(nèi)容は「もう寢た？」といったようなたわいもないものから、「會(huì)いたい」「好きだよ」といった明らかに異性としての好意を寄せていることがわかるものまで。驚いた孟さんはあわてて莉莉ちゃんを転校させ、2人を引き離したが、メールのやり取りは相変わらず続いている。

同じ市內(nèi)の小學(xué)生たちを取材すると、彼らは高學(xué)年にもなればクラス中がすっかり“戀愛(ài)花盛り”になっているらしい。授業(yè)中にこっそりラブレターの応酬をするのは日常茶飯事。中には互いを「だんなさん」「奧さん」と呼び合うカップルまで…。取材した80人の児童のうち、54人は上記のような現(xiàn)象を「日常茶飯事」と回答し、さらに14人は「自分には戀愛(ài)対象がいる」と回答した。ちなみに、彼らが好きな異性を選ぶポイントは1)容姿、2)性格(やさしいかどうか)、3)成績(jī)だそうだ。

同じく小學(xué)5年生の暁傑(シアオジエ)くんには、「つきあって3年になる」彼女がいる。小學(xué)校2年生の時(shí)に転校して、初めて隣の席になった萌萌(モンモン)ちゃんがその相手だ。校庭で鉄棒遊びをしている時(shí)に告白したのだという。彼に「女の子を好きになるとはどういうことかわかるの？」と尋ねると、「僕は1日の半分は彼女のことを考えているし、指輪だってプレゼントしたことがある」と答えた。ちなみに、萌萌ちゃんは何ら恥じらうことなく「わたしは暁傑くんの彼女。將來(lái)は結(jié)婚するの」と話した。

暁傑くんの母親はこれについて、「子ども同士のたわいない感情に過(guò)ぎない」と心配はしていない。擔(dān)任の教師も、「これは単なる大人のまねごとであって、本當(dāng)に戀愛(ài)を理解しているわけではない。頭ごなしに否定しても反抗心をあおるだけ」と、理解を示している。

暁傑くんや萌萌ちゃん、莉莉ちゃんの親世代はおおかた1970?1980年代生まれ。自分自身が學(xué)生のころに、厳しく戀愛(ài)を制限されて育ったゆえに「子どもには同じことをしたくない。厳しく禁じればよけいに戀愛(ài)への好奇心が増すだけ」と考える人が多いようだ。また、昨今ちまたにあふれるアニメや漫畫(huà)、映畫(huà)はどれを見(jiàn)ても戀愛(ài)要素が満載。子供に見(jiàn)るなという方が無(wú)駄な話である。學(xué)生の戀愛(ài)はタブーとされてきた時(shí)代から考えると周?chē)欷苇h(huán)境も激変しており、戀愛(ài)に関する価値観もずいぶんと変化したようだ。(翻訳?編集/愛(ài)玉)