2018年10月12日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、「ケンブリッジ、大勢(shì)の中國(guó)人観光客に困惑」とする英紙タイムズの11日付の記事を伝えた。

記事はまず、英國(guó)バッキンガム宮殿、シェークスピアの故郷として知られるストラトフォード、さらにオックスフォードのキッドリントンなど英國(guó)各地に大勢(shì)の中國(guó)人観光客が押し寄せている現(xiàn)狀を紹介。ケンブリッジで議員をしているジョン?ヒプキン（John Hipkin）氏はこの問(wèn)題について、「ケンブリッジは中國(guó)人で『埋沒(méi)』してしまう危険性がある」と見(jiàn)ており、「観光客が押し寄せる現(xiàn)狀を緩和する政策の制定が必要。ケンブリッジ大學(xué)周辺の狹い通りを50人の団體客が一度には通れない」と指摘しているという。

その上で記事は、最近1日に數(shù)千人もの中國(guó)人がケンブリッジ大學(xué)やケム川観光に訪れ、キングスカレッジ內(nèi)の「徐志摩庭園」に押し寄せていることを紹介した。そこには中國(guó)の詩(shī)人で散文家の故?徐志摩（シュー?ジーマー）氏（1920年代キングスカレッジに留學(xué)）の代表作「再別康橋（さよなら、ケンブリッジ）」が刻まれた記念碑があるという。

記事はヒプキン議員の「ケンブリッジが観光業(yè)を継続するのは難しく、このまま観光客が増えていけば現(xiàn)地の人々が入れなくなる場(chǎng)所も出てくる」とする見(jiàn)解を紹介。また、同市観光局擔(dān)當(dāng)者は「どんな時(shí)であろうと一度に50人の集団がキングスカレッジに集まったら混亂する」と話したという。

英國(guó)観光局によると、15年から17年の間に平均で1萬(wàn)7000人が同市に宿泊し、16年に英國(guó)を訪れた中國(guó)人観光客はのべ26萬(wàn)7000人だった。また中國(guó)最大手オンライン旅行會(huì)社の攜程旅行網(wǎng)（シートリップ）は、17年に同社のサイトで英國(guó)行きツアーを予約した中國(guó)人客はのべ6萬(wàn)人を超え、16年の2倍だったとしている。

記事は最後に同市のローズ?ムーア議員の話を紹介。同議員は「観光がもたらすマイナスの影響が広がらないよう盡力している。観光客に対し『一気に大勢(shì)の旅行客が同じ道沿いを散策すれば混雑する」といった情報(bào)をリアルタイムで伝えることも、観光客を分散させ混雑を緩和する一種の策だと考える」と提案しているという。（翻訳?編集/和田）