2012年10月5日、米華字メディアの多維新聞網(wǎng)は、今月8日に発表される12年のノーベル文學(xué)賞の受賞者について、日本の村上春樹(shù)氏と中國(guó)の莫言（モー?イェン）氏の2人が最有力候補(bǔ)だと伝えた。

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莫言氏は山東省高密県出身。1985年のデビュー作「透明な赤蕪」で話(huà)題になり、代表作の「赤いコーリャン」や「白檀の刑」「豊乳肥臀」「酒國(guó)」「蛙鳴」など一連の作品を通じて、獨(dú)特の主観的感覚を用いた獨(dú)自の世界観を構(gòu)築している作家だ。

ノーベル賞各賞の受賞者予想については、近年、大手ブックメーカー（公認(rèn)賭け屋）の予想が的中して話(huà)題になった。スウェーデンのブックメーカーは昨年、ノーベル文學(xué)賞の予想オッズ（掛け率）でスウェーデンの詩(shī)人、トーマス?トランストロンメル氏を1位にして、見(jiàn)事的中させた。これが疑惑を招く結(jié)果となり、スウェーデンの検察當(dāng)局が捜査に乗りだす騒ぎとなったが、結(jié)局不正のないことが証明された。ブックメーカーの今年の予想オッズを見(jiàn)ると、英國(guó)のラドブロークスが村上氏を1位に、スウェーデンのウニベットは莫言氏を1位にしている。

1994年にノーベル文學(xué)賞を受賞した日本の大江健三郎氏は莫言氏のことを「アジアで最もノーベル賞に近い作家」と評(píng)価。村上春樹(shù)氏の「ノルウェイの森」や「村上春樹(shù)全集」32巻を翻訳した林少華（リン?シャオホア）教授は「村上春樹(shù)氏がノーベル文學(xué)賞を受賞するならば、私個(gè)人としては良いことなのだが、中國(guó)人としてはやはり莫言氏に取ってもらいたい」と話(huà)している。（翻訳?編集/本郷）