財(cái)政危機(jī)に直面するパキスタンのウマル財(cái)務(wù)相が支援を要請(qǐng)するために、國(guó)際通貨基金（IMF）と協(xié)議すると発表したことについて、中國(guó)外交部の陸慷報(bào)道官は15日午後の定例記者會(huì)見(jiàn)で、パキスタンの危機(jī)は中國(guó)への債務(wù)によるものでないと述べた。

中國(guó)は、中國(guó)から中央アジアを経由して歐州に到達(dá)する「シルクロード経済ベルト」（一?。─?、中國(guó)から東南アジア、インド洋、アラビア半島、アフリカ東岸を結(jié)ぶ「21世紀(jì)海上シルクロード」（一路）を構(gòu)築して、全世界規(guī)模の経済圏を成立させる構(gòu)想「一帯一路」を進(jìn)めている。

同構(gòu)想は膨大なインフラ建設(shè)を伴う。自國(guó)の経済建設(shè)に有利と判斷して「一帯一路」に參加した國(guó)が資金力に乏しい場(chǎng)合も珍しくない。そのため、インフラ建設(shè)のために中國(guó)から資金を借入し、結(jié)局は返済不能となり、施設(shè)が結(jié)局は「中國(guó)のもの」になってしまう「対中債務(wù)のわな」が発生しているとの指摘がある。

パキスタンは長(zhǎng)年にわたり中國(guó)と最も緊密な國(guó)の一つであり、「一帯一路」構(gòu)想についても早い時(shí)期に參加を表明した。そのため、同國(guó)の財(cái)政危機(jī)は「対中債務(wù)のわな」との見(jiàn)方が出た。同構(gòu)想において中國(guó)とパキスタンに関係する部分は「中パ経済回廊」と呼ばれている。

陸報(bào)道官は、両國(guó)が締結(jié)したインフラ建設(shè)のプロジェクトについて「中パ経済回廊は、両國(guó)政府が共にビジネスをし、共に建設(shè)し、共に利益を得る原則にもとづいて進(jìn)めるプロジェクトだ」「雙方の平等な協(xié)議により選択され融資が決まった」と主張した。

さらに、「パキスタン政府が発表した債務(wù)の構(gòu)造を見(jiàn)れば、回廊に関連する債務(wù)はパキスタンの債務(wù)の中で非常に低い比率だ。目下のパキスタンの財(cái)政困難を引き起こしたものではない」と述べた。

IMFのパキスタン支援については、ポンペオ米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官が9月30日、「緊急支援を行う場(chǎng)合、その資金は中國(guó)からの融資返済に充てられるべきではない」と述べた。

陸報(bào)道官はポンペオ発言に関連して「われわれ（中國(guó)）はIMFのメンバーとして、IMFがパキスタン関連の作業(yè)を展開(kāi)することを支持する。専門(mén)的精神とパキスタンの現(xiàn)狀についての客観的な評(píng)価に基づき、パキスタン政府が目下の財(cái)政困難に妥當(dāng)に対処するようIMFが支援することを、われわれは支持する」と説明した。

さらに、「関連する措置は中パの正常な2國(guó)間協(xié)力に影響しない」と発言。パキスタンの財(cái)政困難とIMFの動(dòng)きを、中パ経済回廊の建設(shè)に関係させるべきでないとの考えを示唆した。（翻訳?編集/如月隼人）