臺(tái)灣で21日に発生した鉄道列車の脫線転覆事故で、臺(tái)灣メディア?中央通訊社によると同日午後11時(shí)45分（日本時(shí)間）ごろまでに18人の死亡と168人の負(fù)傷が確認(rèn)された。臺(tái)灣鉄道では1981年に発生した30人が死亡、130人が負(fù)傷した事故以來の大事故という。無事だった乗客からは、事故発生の直前に異音や火花の発生の証言も聞こえてくる。

中央通訊社によると、過去10年間を見ても、鉄道絡(luò)みの4回の重大事故が発生しているが、累計(jì)で死者は1人、負(fù)傷者は71人だった。

臺(tái)灣史上における最悪の鉄道事故は、1981年3月8日に発生した頭前渓橋事故だったという。同事故では、大型自動(dòng)車が事故により踏切に飛び出して進(jìn)行してきた特急の自強(qiáng)號(hào)と衝突した。自強(qiáng)號(hào)は河川敷に転落。30人が死亡して130人が負(fù)傷したという。

21日に事故を起こしたのは普悠瑪（プユマ）列車（プユマ號(hào)）と呼ばれる列車。プユマとは臺(tái)灣東部に住む先住民族の名だ。プユマ號(hào)が投入されたのは2013年2月。8両編成で、19編成が運(yùn)行していたという。

車両は日本製だったが、納品までの設(shè)計(jì)や製造に問題があったかどうかは不明。かなりの速度でカーブに突っ込んだとの見方がある。

事故列車に乗っていた人からの、「事故の前に、プユマ號(hào)はガタガタという異常な音を出した。前の車両からは火花が出た。でも、あっという間に事故になるとは思わなかった」という証言があるという。（翻訳?編集/如月隼人）