2012年10月10日、英タイムズ紙は「中國(guó)はもうわれわれに命綱を投げてはくれない」と題した記事を掲載し、2008年の世界的な金融危機(jī)を救ったのは中國(guó)だったが、今ではその中國(guó)が多くの経済的問(wèn)題を抱えていると指摘した。12日付で環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

08年當(dāng)時(shí)、輸出の激減と國(guó)內(nèi)経済の停滯リスクから、中國(guó)は金利の引き下げと大幅なインフラ投資を?qū)g施したが、その結(jié)果、中國(guó)経済は飛躍的に躍進(jìn)した。中國(guó)の政策は國(guó)內(nèi)経済をけん引するだけでなく、世界経済を救うことになった。中國(guó)政府がインフラ整備のプロジェクトを次々と立ち上げると、輸入も急増。この中國(guó)特需により世界貿(mào)易も回復(fù)の兆しを見(jiàn)せた。

しかし、今年の狀況は以前と異なっている。ユーロ圏の経済危機(jī)は世界貿(mào)易に深刻な衰退をもたらしたが、そこに「経済危機(jī)から人々を救うヒーロー」としての中國(guó)の姿はない。今の中國(guó)には、大規(guī)模な景気刺激策を行う意志がないのだ。10年と同様に、中國(guó)の貿(mào)易黒字は引き続き減少している。これは輸入が増加したわけではなく、世界貿(mào)易の停滯から輸出不振が続いていることが原因だ。

世界は中國(guó)の景気刺激策を熱望しているが、中國(guó)政府も矛盾を抱えている。物価は上昇し、収入格差は広がるばかり。高騰する不動(dòng)産価格は中國(guó)版サブプライム問(wèn)題を引き起こす可能性があるとの指摘や、1980年代以後のバブル崩壊後の日本と同じ轍を踏むという聲もある。

ユーロ危機(jī)と慎重な中國(guó)の姿勢(shì)は、世界経済に一種の不幸な均衡を生み出したといえよう。サブプライム問(wèn)題以前は、中國(guó)の膨大な貿(mào)易黒字と米國(guó)の深刻な貿(mào)易赤字が生んだ世界貿(mào)易上の不均衡を危懼する聲が多かった?，F(xiàn)在、その不均衡は縮小されたにもかかわらず、世界経済は回復(fù)の兆しを見(jiàn)せておらず、人々の不安はさらに増している。（翻訳?編集/本郷）