2012年10月12日、かつて中國(guó)では調(diào)理や暖房を石炭に頼っていた。しかし都市化が進(jìn)むなか、冬の風(fēng)物詩(shī)でもあった石炭と石炭配達(dá)人は町から消えようとしている。チャイナフォトプレスが伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

北京の西城區(qū)にある古い石炭工場(chǎng)。毎年9月を過(guò)ぎると石炭配達(dá)人は忙しくなる。今年47歳になる楊さんは河北省から來(lái)た農(nóng)民だ。1986年、20歳過(guò)ぎで北京にやってきてこの仕事に就いた。この仕事をきつい汚いと馬鹿にしてはいけない、と楊さんは言う。石炭會(huì)社は國(guó)営企業(yè)だから給料は毎月きっちり支払われるし、80年代當(dāng)時(shí)の月給は現(xiàn)在の価値にして3000?4000元（約3萬(wàn)7500?5萬(wàn)円）で、當(dāng)時(shí)は貯金もできた。

配達(dá)人の仕事は毎朝7時(shí)半から始まる。400個(gè)の練炭を自転車(chē)式リヤカーに積むと、500キロにはなる。體を前に傾け、一足一足ペダルを踏みこまなくてはならない。そうして一回の配達(dá)に少なくとも40分はかかる。配達(dá)先の道が狹くてリヤカーが入れないと、練炭小分けにして板にのせ、手で運(yùn)ばなければならない。1回に35キロを何度も運(yùn)ぶと、ひざががくがくしてくる。

かつて北京に何百人といた楊さんのような石炭配達(dá)人は、今は數(shù)えるほどしかいない。2003年から暖房の電気化を進(jìn)めている北京市は、2013年に首都中心部の石炭ゼロを?qū)g施予定だ。まもなく石炭配達(dá)人も歴史の一部となる。（翻訳?編集/YM）