2012年10月14日、華字紙?日本新華僑報(bào)の蔣豊（ジアン?フォン）編集長(zhǎng)のブログに「中國(guó)も日本の『解體文化』を?qū)Wべばよい」と題した記事が掲載された。作者は同紙解説員の倪亜敏（ニー?ヤーミン）氏。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

日本の新聞報(bào)道によると、1891年に建てられた日本最古の立體交差駅、JR折尾駅（北九州市八幡西區(qū)）が老朽化に伴い、年內(nèi)に解體されることを受け、13日、地元住民らがお?jiǎng)eれイベントを開催した。120年以上の歴史を誇る古い駅舎に感謝を伝え、別れを惜しむのだという。

同じようなイベントは日本各地で行われている。2度と會(huì)えない古い建物に対する愛著や感謝を表すのだ。古い建物はその瞬間、まるでそこに生きているかのように光り輝き、人々の心の中に美しい思い出として刻まれる。これと同時(shí)に人々は時(shí)代の変化を痛感し、建物との別れを受け入れるのだ。

このような儀式は日本の「解體文化」の一部となっている。中國(guó)も経済の飛躍的な発展に伴い、多くの都市で大々的な解體が行われているが、殘念なことに日本のような「解體文化」はまだ形成されていない?！附怏w」と聞くと、マイナスのイメージしか沸いてこないのは、日本のような文化的要素が足りないからだろう。

実は日本も1950?1960年代には歴史的価値の高い多くの建物が解體の憂き目に遭っている。東京は歴史上の“江戸”とは異なり、1964年の東京五輪以降に作られた全く別の街だと非難する人もいた。それでも日本社會(huì)は「解體」に様々な要素を加え、都市景観を変化させながら、國(guó)民の素養(yǎng)を高め、社會(huì)全體を向上させたのである。

そこには「人情的」な要素のほか、「法的」な要素も加えられた。1950年に制定された「文化財(cái)保護(hù)法」では、貴重な歴史的建物を解體する際は法的な手続きが必要と定められている。

「時(shí)間的」な要素もある。東京都は震災(zāi)対策として、墨田區(qū)の木造住宅密集地の解體?整備を計(jì)畫しているが、政治的な成績(jī)を気にして焦って進(jìn)めようとはしていない。解體に7年、整備に5年の時(shí)間が設(shè)けられている。解體ブームの真っ只中にいる中國(guó)も、隣國(guó)?日本のこうした「解體文化」を?qū)Wぶべきだろう。（翻訳?編集/NN）

●蔣豊(ジアン?フォン)

25年以上にわたってメディアの仕事に攜わる。1999年創(chuàng)刊で年間発行部數(shù)324萬部を誇る日本の中國(guó)語(yǔ)紙?日本新華僑報(bào)編集長(zhǎng)。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。