2018年10月23日、中國メディアの海外網(wǎng)は、臺灣東部の宜蘭県で21日午後に起きた特急列車「普悠瑪（プユマ）號」の脫線事故に関連し、「プユマ號の高リスクについては予兆があり、防災(zāi)専門家は5年目に乗車を拒否していた」とする記事を掲載した。

プユマ號の脫線事故は、200人以上の死傷者を出す大慘事となった。

海外網(wǎng)は、臺灣?中時(shí)電子報(bào)の報(bào)道を引用し、臺灣臺北市にある銘伝大學(xué)の都市計(jì)畫?防災(zāi)専門家、馬士元氏が「天下雑誌」で、13年のプユマ號運(yùn)行開始時(shí)に同列車への乗車拒否を表明していたことを伝えた。

それによると、馬氏は「臺灣鉄道のレールの多くが老朽化している。より多くのマンパワーと資源を投入する必要があるが、保守のための予算は減り続けている。それに加えて、プユマ號の高速列車という特質(zhì)も、リスクを相當(dāng)に高くしている」と指摘した。

その上で、臺灣鉄道工務(wù)処の統(tǒng)計(jì)を引用し「08年から17年4月までに北部と中部の鉄道修理班の人員が2～3割削減された。彼らの仕事はレールに異常がないか點(diǎn)検し、列車の安全を確保することだ。過去10年近くで花東や屏東潮州の電化、臺中の高架化、維持設(shè)備の増加などが行われたが、人員は増加されていない。こうしたマンパワーの下で、車體傾斜式の車両を運(yùn)行させることは高リスクだ。プユマ號が必ず転覆すると言っているのではないが、保守に不備があれば、通勤電車などの電聯(lián)車でさえも転覆する恐れがある」との見解を示した。

記事は「臺灣鉄道には老朽化やシステム故障などの問題がある。大まかな統(tǒng)計(jì)によると、この30年余りで6～7件の重大事故が発生している。プユマ號は昨年10月にも花蓮県の三民駅で脫線を起こした。車內(nèi)には乗客約300人がいたが、けが人はなかった」と伝えている。（翻訳?編集/柳川）