2018年10月19日、華字メディア?日本新華僑報(bào)網(wǎng)は、日本の現(xiàn)狀を変えたいと願(yuàn)う勢(shì)力が、「平和ボケ」という言葉を新しく作ったと伝えている。

記事は、「日本が本當(dāng)の意味で平和な生活を送り始めたのは最近のことで、2019年10月22日の、新天皇の即位を內(nèi)外に宣言する『即位禮正殿の儀』に使用される玉座『高御座』が、トラック8臺(tái)で京都から東京へ輸送されるニュースが、それを証明している」としている。

記事は、日本國(guó)憲法も含めたどの法律にも東京が首都であると定めた條文がないことを紹介。明治維新の後に天皇が行幸の名目で京都から東京へ移ってきたため、天皇の権威を示す多くの寶物は京都で保管しており、昭和天皇まで即位の禮は必ず京都で行ったと説明した。

そして、平成に入って即位の禮を東京で行うようになったため、京都から東京へ寶物が輸送されることを紹介。寶物の中で最も大きい高御座を、約1500個(gè)の部品に解體し、4トントラック8臺(tái)に分けて輸送することについて、日本のメディアが陸路を使用することを強(qiáng)調(diào)した點(diǎn)に觸れ、「前回即位の禮が行われた30年前の日本では、抗議の聲やテロを避けて自衛(wèi)隊(duì)の飛行機(jī)で空輸するほど、天皇の寶物を運(yùn)ぶのは安全ではなかった」と伝えている。

続いて記事は、1980年代の日本の成田空港の様子を紹介?？崭郅沃車欷镶煑l網(wǎng)でぐるりと囲まれ、鉄道はまだ空港のターミナルへ直結(jié)しておらず、路線バスへの乗り換えが必要だった。當(dāng)時(shí)は空港建設(shè)反対派の活動(dòng)が激しく、警察の機(jī)動(dòng)隊(duì)と頻繁に衝突していたためだという?！阜磳澟嗓伪翅幛摔い咳毡兢巫笠恧颏脸訾筏?、力による闘爭(zhēng)方針が全國(guó)に影響している中で、天皇の寶物を自衛(wèi)隊(duì)の飛行機(jī)で空輸する必要があるほど、油斷ができなかった」と説明した。

記事は、「1990年代に入って、大規(guī)模な暴力抗?fàn)帳?zhèn)靜化し、平和な生活を過ごし始めた日本が、灣岸戦爭(zhēng)において米國(guó)に130億ドルの資金を提供してでも、戦地に立つことを避け、國(guó)民に平和な生活を継続させた」と紹介。日本政府が平和憲法の改正に著手したことを例に、「平和が長(zhǎng)すぎて、平和な狀態(tài)が普通になることを望まない者たちが、平和ボケという新しい言葉を作り出し、現(xiàn)狀を変えようとしている」と分析している。

記事は最後に、「平和ボケを治療するのは何のため？」と疑問を投げ掛け、「次の天皇の寶物が平和な雰囲気の中で、大きなニュースになることなく輸送されることを望む」と伝えている。（翻訳?編集/原）