2018年10月26日、中國(guó)の雲(yún)南省大理市にある人気観光スポット、ジ海（ジ＝さんずいに耳）でこのほど、屋臺(tái)の主人がジ海の湖水で食器を洗ったとして物議を醸している。フェニックステレビ（電子版）が伝えた。

ジ海は雲(yún)南省で2番目に大きい淡水湖で、同省の蒼山と共に「蒼山ジ海國(guó)家級(jí)自然保護(hù)區(qū)」を形成している。ジ海の人気スポットの一つが金梭島なのだが、この島で10月23日、映像の一幕が目撃された。屋臺(tái)主の行為に報(bào)道では「慣れた手つきから、日常的にジ海で食器を洗っていることがうかがえる。観光客の衛(wèi)生を考慮しないだけでなく、汚水によりジ海が汚染されている」と報(bào)じている。

ジ海では今年7月、域內(nèi)の湖水で洗車(chē)したとして罰金を科す案件が続発し、こうした観光客のマナー違反に批判が集まっていた。今月22日には、生態(tài)環(huán)境部がジ海の現(xiàn)狀に関する報(bào)告書(shū)を公表し、「ジ海周辺の管理が行き屆いておらず、ジ海の生態(tài)が破壊され、水質(zhì)が悪化している」と現(xiàn)地政府に苦言を呈したばかりだった。今回は観光客を迎える側(cè)の不適切な行為が物議を醸したこともあり、ネットでは「管理が不十分」と関連部門(mén)に対する批判が多く聞かれている。（翻訳?編集/內(nèi)山）