2012年10月17日、韓國(guó)誌?経済評(píng)論（電子版）は、中國(guó)の江南地方（上海、無(wú)錫、蘇州など）には「暖気（ヌワンチー）」と呼ばれる暖房設(shè)備がなく、韓國(guó)の済州島と同じくらいの緯度にもかかわらず、冬に非常に寒く感じる理由を探った。19日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

江南地方に暖房が供給されないのは、毛沢東政権下時(shí)代からの慣例だ。當(dāng)時(shí)、暖房供給は計(jì)畫(huà)経済下の支出項(xiàng)目であり、國(guó)が無(wú)料で供給していた。當(dāng)時(shí)の政府財(cái)政にとって、この項(xiàng)目の支出は大きく、江南地方は四季を通じて穏やかであるとして、この暖房供給の範(fàn)囲から外されたのだ。しかし実際は、零下になる地方も多く、かつ濕気が多いため、実際の気溫よりも寒く感じるのだという。

現(xiàn)在、すでに暖房供給は無(wú)料の福利厚生項(xiàng)目ではないが、江南地方の大部分の住宅ばかりか、政府関係のビルや學(xué)校などの公共施設(shè)にも暖房の設(shè)備はない。そのため、冬はエアコンなどで暖を取るほかはない。また、公立小學(xué)校と中學(xué)校のエアコン設(shè)置禁止を規(guī)定に掲げている地方の教育委員會(huì)すらある。その理由は、人體の溫度変化が免疫力の低下につながり、病気になりやすいからというもの。これに対し、生徒の保護(hù)者からは當(dāng)然苦情が寄せられるが、財(cái)政支出の問(wèn)題が背後にあり、教育委員會(huì)は譲らない。例えば、上海には小中學(xué)校合わせて1500校あるが、これらすべてにエアコンを設(shè)置するとなると、電気代を除いて、少なくとも1億元（約12億円）前後かかることになるという。（翻訳?編集/中原）