日本のサッカーが著実に力を伸ばしている理由―中國メディア

Record China    2012年10月20日(土) 19時(shí)26分

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16日、サッカー王國ブラジルに完敗を喫したものの、日本はアジアの先頭に立つほどまでにレベルアップしていることは間違いない。寫真は7月、上海で行われたマンチェスター?ユナイテッドと上海申花の親善試合での香川真司。

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2012年10月18日、新聞晨報(bào)によると、サッカー男子日本代表はポーランドで現(xiàn)地時(shí)間16日、ブラジル代表と國際親善試合を行い、4?0のスコアで敗れた。サッカー王國ブラジルに完敗を喫したものの、日本はアジアの先頭に立つほどまでにレベルアップしていることは間違いない。

その他の寫真

日本は現(xiàn)在、2014年のブラジルワールドカップ(W杯)アジア最終予選で勝ち點(diǎn)10と2位に6點(diǎn)差の首位に立っており、出場決定は時(shí)間の問題となっている。才能あふれる若い選手が次々と登場し、ヨーロッパ各國の名門チームで活躍している選手も多く、日本のサッカーが著々と力をつけているのもうなずける。

▽ヨーロッパの名門で活躍する選手が続々

W杯のアジア最終予選をB組で戦っている日本は、前半戦の4試合を3勝1引き分けで折り返した。オーストラリアと1?1で引き分けた以外は、オマーン戦3?0、ヨルダン戦6?0、イラク戦1?0とほぼ完勝で、獨(dú)走狀態(tài)。アジアサッカー連盟(AFC)の規(guī)定では、最終予選では5チームずつの2組に分かれ、2順の総當(dāng)たり戦(各チーム8試合ずつ)を行い、各組上位2チームが14年ブラジルW杯の出場権を獲得する。そのため、日本は出場権をほぼ手中に収めたといえる。

日本は現(xiàn)在、アジアでは敵なしと言っても過言ではない。パリ郊外サンドニで現(xiàn)地時(shí)間12日にも行われた國際親善試合ではフランスを1?0で破り、歴史的白星を挙げた。同試合でゴールを決めたのが、あのイングランド?プレミアリーグのビッググラブ、マンチェスター?ユナイテッドで活躍している香川信司選手。そしてゴールをアシストしたのも、イタリア?セリエAの名門インテルナツィオナーレ?ミラノで活躍する長友佑都選手だった。ほかにも、ロシア?プレミアリーグ?CSKAモスクワに所屬する日本のエース本田圭佑選手がおり、18人で構(gòu)成される同代表チームにはヨーロッパで活躍する選手がなんと14人もいる。

ここ數(shù)シーズン、日本のサッカー選手のヨーロッパのサッカークラブ移籍が大きな話題となっている。今年を見ると、6月に香川選手のマンチェスター完全移籍が発表。今では主力として活躍している。ヨーロッパ全體では、長友選手や本田選手、ドイツ?ブンデスリーガのシャルケ04所屬の內(nèi)田篤人選手など、世界で名を馳せる選手が數(shù)多い。各チームでの役割もフォワードからミッドフィールダー、ディフェンスまでさまざまだ。そのほか、20歳とまだまだ成長の期待できる宇佐美貴史選手は今年5月、ブンデスリーガ?TSG1899ホッフェンハイムへ完全移籍のオプション付きとなる1年間の期限付き移籍。さらに若い宮市亮選手(19)も8月、イングランド?プレミアリーグのウィガン?アスレティックFCへ1年間の期限付き移籍を果たし、貴重な経験を積んでいる。

今海外で活躍している日本人のサッカー選手は3代ということができる。1代目は三浦知良選手。1994年にイタリア?セリエAのジェノアCFCに1年契約で期限付移籍し、アジア人初のセリエAプレーヤーとなった。2代目は中田英壽選手や稲本潤一選手、小野伸二選手、中村俊輔選手ら。うち中田選手は1998年、イタリアのセリエA?ペルージャへ完全移籍し、年間10得點(diǎn)を挙げ、ミッドフィールダーとして當(dāng)時(shí)の日本人海外リーグ最多得點(diǎn)記録を打ち立てるなど、大活躍。中村選手も2002年にセリエAのレッジーナに移籍し、プレースキックの名手として活躍した。ただ、2代目の選手らも世界的な名門チームへの移籍は果たすことができず、最高でも中田選手のペルージャだった。一方、3代目となっている現(xiàn)在は、ミラノの長友選手をはじめ、ヨーロッパの名門チームで活躍する選手が増えており、ヨーロッパ各チームも日本人選手に注目するようになっている。

このように日本人選手のヨーロッパ進(jìn)出は、偶然の賜物のようなものではなく、後を継ぐ若者がきちんと育っている。イタリアのメディアの報(bào)道によると、イタリア1部のウディネーゼとパルマがJ1?ヴィッセル神戸に所屬している期待の星?小川慶治朗選手(20)の獲得に興味を示しているという。またドイツのインターネットサイトは、イタリアの2クラブ以外に英國のクラブも関心を寄せていると報(bào)じている。このほか、スペインのメディアは最近、バルセロナユースのアレビン(11?12歳のカテゴリー)に所屬し、今年得點(diǎn)王に輝いた久保建英君(11)のことを詳しく報(bào)じた。

▽サッカーが日本の主流スポーツに

近年、日本の男子?女子サッカーが世界レベルの試合で良い成績を挙げ、多くの子供たちがサッカーを楽しむようになっている。これまで、日本の主流スポーツというと「野球」だった。しかし、今はサッカーがその座を完全に奪い、子供たちに最も人気のスポーツとなっている。おもちゃメーカーの「バンダイ」は今年7月から8月にかけて、3歳から12歳を?qū)澫螭摔筏空{(diào)査を?qū)g施。男の子の好きなスポーツのトップは「サッカー」で51%。次いで「野球」が多かったものの19%と、「サッカー」には大きく引き離された。3位は「水泳」で18%だった。一方、女の子では、「サッカー」(18%)、「水泳」(29%)に次ぐ2位だった。

日本國內(nèi)では、小中高でサッカーの選手権大會(huì)が數(shù)多くあり、うち高校の選手権大會(huì)の試合は毎年、テレビ局約40社が放送している。さらに、毎年、小中學(xué)校2萬校以上が各種選手権大會(huì)に參加し、參加者が數(shù)十萬人に達(dá)している。そして中には年間、50試合以上に參加している子供もいる。統(tǒng)計(jì)によると2011年、U12?15(12?15歳)の會(huì)員は25萬人、U15?18は約17萬人、さらにU12以下が30萬人以上とサッカー少年が70萬人を超えている。一方、中國では同11年、サッカー協(xié)會(huì)の子供の會(huì)員はわずか2萬人にとどまっている。また、同協(xié)會(huì)の競技部のデータによると、12年の全國青少年サッカーチャンピョンシップU13に參加しているチームもわずか38チームで、選手は706人のみ。

7日に終了したU?16アジア選手権(優(yōu)勝ウズベキスタン)に送り込まれた中國の代表選手は51人の中からの選抜だった。中國には96、97年生まれの登録選手が51人しかいないということだ。一方の日本(2位)は12萬人の選手から選抜された。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/TF)

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