2018年10月27日、米ボイス?オブ?アメリカの中國語版サイトは、「安倍首相が訪中日程終了し帰國、日中関係は新時代へ」と題する記事を掲載した。

記事はまず「安倍首相は27日土曜日、中國公式訪問を終え、同日午後、羽田空港に到著した」とし、今回の訪中について「日本の首相として7年ぶりの中國公式訪問であり、同時にちょうど日中平和友好條約締結(jié)40周年という節(jié)目の年にもあたる」とした。

記事は、今回の歴史的な訪問で、安倍首相と中國の習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席が、新たな日中関係の構(gòu)築に向け「競爭から協(xié)調(diào)へ」「日中は脅威でなくパートナー」「自由で公正な貿(mào)易の推進」という3つの新原則を確認したこと、安倍首相が26日、習(xí)主席と李克強（リー?カーチアン）首相との會談後にツイッターで、「隣國ゆえにさまざまな課題はありますが、この大局的な観點から、首脳同士が率直に語り合うことで、そうした課題もマネージしていく。日中関係の新しい時代を拓く訪中となったと思います」と述べたこと、安倍首相が習(xí)主席に來年の訪日を要請したのに対し、習(xí)主席は「真剣に検討したい」と応じたことを紹介した。

その上で、「日中関係は、日本政府が12年に尖閣諸島を國有化した後、數(shù)年來悪化を続けてきた。安倍首相の今回の訪問を総體的に見れば、両國関係を改善させるものであるかもしれない。だが主権爭いを含む一連の重要な問題において、安倍首相は今回、明確な進展を得られなかったようだ。安倍首相は、中國海警船が尖閣諸島周辺の海域に侵入を繰り返していることを受けて、中國側(cè)に改善を求めた。東シナ海のガス田開発において、雙方はコミュニケーションを強化して早期に交渉を再開しコンセンサスを得る意向を示したにすぎない」との見方を示した。さらに「中國は日本が『一帯一路』経済構(gòu)想を支持することを望んでいるが、日本側(cè)は中國の構(gòu)想が『自由で開かれたインド太平洋戦略』の実現(xiàn)に有益となることを望むと表明した」とし、「安倍首相はまた、中國の自國企業(yè)に対する補助金が市場を歪める可能性があるとして、中國の貿(mào)易行為を批判するよう米國などの國々に呼び掛けた」と報じた。（翻訳?編集/柳川）