2018年10月30日、環(huán)球時報（電子版）は、來日したインドのモディ首相とこのほど會談した安倍晉三首相について「今月下旬に中國訪問を終えた後、幅広いバランス外交を展開している」と伝えた。

日印首脳會談は29日に東京で行われ、デジタル分野で新しいパートナーシップ協(xié)力を推進することで一致した。前日の28日、安倍氏は自らが推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」での連攜に向け、モディ首相を山梨県の別荘に招き、「別荘外交」で親密さをアピールした。

首相官邸で29日に開かれた首脳會談では、外務(wù)?防衛(wèi)閣僚會合（2プラス2）の新設(shè)など防衛(wèi)分野の協(xié)力を強化することでも合意した。安倍首相は會談後の共同記者発表で、2プラス2について「日印新時代を象徴する安全保障協(xié)力だ」と強調(diào)。モディ氏は「世界の平和、安定性のため」と語った。

記事は、「安倍氏がインドとの良好な関係を強調(diào)した背景には、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)の米國第一主義への懸念がある。インドの外交専門家は、米政府が朝鮮半島?貿(mào)易問題での日本政府の懸念を指摘する」とし、「日本は『米國は日本の利益を考慮しないのではないか』と予測する一方、インドはイランでの石油採掘、ロシアとの武器取引など対米関係の懸念材料を抱えている」と指摘した。

記事は「このため、日本はインドを含め幅広くパートナーシップ関係を強化し、バランス外交を展開。訪中後にその姿勢がより鮮明になった形だ」と伝えている。（編集?翻訳/大宮）