民間発明家が水陸両用船を開発=総重量8トン、無人での走行?航行も可能―河北省

Record China    2018年10月29日(月) 19時(shí)40分

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中國メディアの新浪網(wǎng)は28日、河北省秦皇島市昌黎県に住む民間発明家の閻明さんと、閻さんがこのほど開発した水陸両用船を紹介する記事を掲載した。

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中國メディアの新浪網(wǎng)は28日、河北省秦皇島市昌黎県に住む民間発明家の閻明さんと閻さんがこのほど開発した水陸両用船を紹介する記事を掲載した。

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閻さんは1858年生まれで60歳。鉄道関係の仕事をしていたが定年退職した。機(jī)械類をいじるのが大好きで、これまでもアイスクリーム製造機(jī)や、移動(dòng)式自動(dòng)車車庫など多くを開発してきたという。

閻さんがこのほど開発した水陸両用船船は重量が8トンもある。元は、カナダの極地探査隊(duì)が使った雪上車だった。最初に見たのは7年前に天津市內(nèi)に設(shè)備購入に出かけた際だった。ひと目見て、欲しくなった。しかし所有していたのは機(jī)械類のコレクターで、売ってくれなかった。

しかし2017年になり、そのコレクターは閻さんが開発したコンクリート用ポンプを見てほしくなった。そこでふたりは改めて交渉し、それぞれが持つ「お寶」を交換することで話がついたという。

閻さんは、雪上車を自宅敷地內(nèi)に置いた。門の外からよく見える。すぐに評(píng)判になった。「戦車みたいだが、砲塔はないぞ」と言う人がいた。キャタピラ部分を動(dòng)かしてみたところ、「新型のトラクターだと思う。でも、ゴロゴロと回っているのは、両側(cè)のキャタピラだ」などと論評(píng)する人もいた。見ただけでは閻さんが何を作ろうと思っているのか、なかなか推理できなかったという。

雪上車はもともと、海面でも活動(dòng)できる設(shè)計(jì)だったが、それでも動(dòng)力系統(tǒng)やバランス、排水系統(tǒng)に改善せねばならない難しい問題が多かった。それからの閻さんは、ほとんど一日中作業(yè)を続ける日が多くなった??啶筏と铡─Aいたが、友達(dá)や黎昌県の副県長までが応援し、協(xié)力してくれたという。

最大の難問はキャタピラだった。新しいキャタピラを入手しようとしたら、7萬元(約113萬円)もかかることが分かった。やはり節(jié)約したいところだ。ここで役立ったのが、閻さんの機(jī)械類についての抱負(fù)な知識(shí)だ。ある機(jī)械裝置の大型ベルトコンベアが使えると思いついた。

古いベルトコンベアを入手して、自分で「水陸両用船」のキャタピラ用に改造した。原価はわずか70元(約1130円)だった。キャタピラの完成で閻さんは、「これは行ける」と開発の成功にさらに自信を持ったという。

その後は、水上での安定性を向上するために、バランサーを取り付けた。リモコンによる遠(yuǎn)隔操作もできるようにした。つまり無人走行/航行も可能になったわけだ。

閻さんは9月に、地元の碣陽湖での試験航行を始めた。重量8トンもの巨體が、エンジン音を響かせて湖面を進(jìn)むので、人目を引いた。雪上車は、もともとオレンジ色の塗裝が施されていたが、ずいぶんくすんでいた。閻さんが真っ赤に塗りなおしたことで、湖面を進(jìn)む「水陸両用船」はことさらに目立つようになったようだ。

閻さんは、「水陸両用船」の安全性をさらに高め、來年(2019)年には人を乗せて運(yùn)行/運(yùn)航できるようにするつもりだ。人だけでなく、荷物を運(yùn)ぶこともできるという。

なお、閻さんはこれまでもメディアに取り上げられたことがあり、「水陸両用車」の開発に取り組んでいると紹介されたこともある。ただし、閻さんは船としての機(jī)能を中心に考えているようで、「極地方舟」と命名することに決めた。

閻さんには、「水陸両用船」以前から開発を続けてきたものがある?!缸詣?dòng)ホタテ貝処理裝置」だ。地元の昌黎県は海に面しており、ホタテ貝は特産のひとつだ。しかし、貝殻を取り外す作業(yè)はこれまで手作業(yè)で行ってきた。かなり大変な作業(yè)という。

閻さんは10年まえから、多額の資金を投じ、10年の時(shí)間をかけて「自動(dòng)ホタテ貝処理裝置」を開発してきた。折しも、ホタテ貝の収穫期に入った。閻さんは「自動(dòng)ホタテ貝処理裝置」を試してみるつもりだ。自分の発明品が地元の産業(yè)に貢獻(xiàn)できれば、こんなうれしいことはない。閻さんの夢(mèng)はまだまだ広がる。(翻訳?編集/如月隼人

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