2012年10月22日、英BBC中國(guó)語(yǔ)版は「中日紛爭(zhēng)」と題し、中國(guó)各紙に掲載された日中関係の記事を抜粋して紹介。尖閣問(wèn)題について「中國(guó)紙は複雑な信號(hào)を発している」と指摘した。

【その他の寫(xiě)真】

中國(guó)共産黨機(jī)関紙?人民日?qǐng)?bào)は尖閣諸島問(wèn)題についての論説を5回連続で掲載。「日本は背信行為の深刻な結(jié)末に責(zé)任を負(fù)わなければならない」と主張した。この論説は人民日?qǐng)?bào)の電子版?人民網(wǎng)においても巻頭ニュースとして掲載された。同紙はさらに別面で、中國(guó)海軍艦隊(duì)の尖閣諸島付近での航行について、日本メディアが「武力による恫喝行為」と報(bào)じたことに反発。「報(bào)道モラルに反する」として日本メディアに自重を求めた。また同紙の海外版では「日本は中國(guó)海軍の遠(yuǎn)洋航行に慣れるべき」と報(bào)じた。

上海の新聞晨報(bào)は、「日中関係の修復(fù)には長(zhǎng)い歳月が必要になる。なぜなら『日本が中國(guó)の領(lǐng)土を盜んだ』というイメージが中國(guó)の若年層にすり込まれているからだ」という、丹羽宇一郎駐中國(guó)大使の発言を紹介した。

北京の新京報(bào)や広州の南方都市報(bào)などの各紙は、沖縄本島付近で火災(zāi)を起こした中國(guó)の貨物船の乗組員64人が全員無(wú)事救助されたことを報(bào)道。しかし、日本の海上保安庁の巡視船が乗組員を救ったことについて言及していないメディアもある。

中國(guó)人観光客としては尖閣問(wèn)題以降最大規(guī)模の1500人が豪華クルーズ船で熊本県八代市に到著したことも各紙が報(bào)じた。これに対し、香港紙?明報(bào)は「多くのネットユーザーが彼らのことを『売國(guó)奴』と非難している」と伝える一方で、「この観光客は中國(guó)が十八大（中國(guó)共産黨第18回全國(guó)代表大會(huì)）までに少しでも日中関係を修復(fù)したいというシグナル」との學(xué)者の意見(jiàn)も紹介した。

人民日?qǐng)?bào)傘下の環(huán)球時(shí)報(bào)は「日本に旅行に行くか行かないかは國(guó)民が決めること。これはとても重要なことだ。日本旅行をボイコットする動(dòng)きは政府が推し進(jìn)めているわけではない。旅行しないことで日本への強(qiáng)い不満を表すことも、個(gè)人の趣味や嗜好を國(guó)家政治よりも上に置くことも國(guó)民の権利だ。こうした政府の不干渉は中國(guó)の進(jìn)歩を表している」と論じた。（翻訳?編集/本郷）