2018年10月30日、中國経済週刊は、中國國産の大型旅客機(jī)C919の「自主革新」をめぐる論爭について、國家大型旅客機(jī)重大プロジェクト専門家論証委員會の委員でARJ21旅客機(jī)の元総設(shè)計士、呉興世（ウー?シンシー）氏の見解を伝えた。

記事はまず、「中國人の大型旅客機(jī)への夢は、1970年の『運10』旅客機(jī)プロジェクト許可に始まり、2017年のC919の初飛行成功に至るまで、47年の歳月を費やしてきた。C919の研究開発の成功は、中國の航空工業(yè)の歴史的な突破の象徴であり、中國の改革開放における重大な時代的成果でもある」とした。

記事によると、中國の大型旅客機(jī)について「皮は黃色いが中身は白い」という人もいるなど、C919の「自主革新」をめぐり多くの論爭があることについて、呉氏は「アップル社のスマートフォンには多くのメード?イン?チャイナが含まれていて、組み立ても中國で行われている。だが正真正銘、米國が自前の知的財産権を持つ製品だ。大型旅客機(jī)も同じ道理だ」とした。

その上で、自主革新の製品であるかどうかについて「（1）大型民間航空機(jī)の研究、開発、製造、カスタマーサービスを?qū)熼Tに行っていること、（2）バリューチェーン全體を最初から最後まで完全にコントロールしていること、（3）大型民間航空機(jī)の製品やサービスをユーザーに直接提供していること、（4）市場開発の自己決定権を持つこと、（5）創(chuàng)作者として製品アイデアと製品デザインの所有権を持つこと、（6）製品の形狀に支配権を持つこと。この6點の有無を見なければならない。この6つの特徴は、ボーイングもエアバスもロシアOAKもアップルも中國商用飛機(jī)もみな有している。だがOEM企業(yè)にはない。メーカーはなぜすべてを自分たちで作らないのか。航空エンジンや機(jī)上搭載器具、航空機(jī)用材料などの工場はそれぞれ獨立している。コストやリスクを下げ、市場を開拓するためだ。米ボーイング787の一部の型機(jī)のエンジンは英國製だ。歐州エアバスA380の一部の型機(jī)のエンジンは米國製だ」とした。（翻訳?編集/柳川）