2012年10月24日、人民網(wǎng)によると、尖閣諸島をめぐる日中の対立で、海戦となった場合に日本が圧勝するというシミュレーション結(jié)果について、中國國防部職員がコメントした。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

日本の海上自衛(wèi)隊は、釣魚島（尖閣諸島）をめぐる中日の軍事衝突をシミュレートしている。日本はわずかな損失で解放軍の2艦隊を撃退できると予測し、右翼勢力が小躍りして喜んでいる。

この茶番を中國の軍事専門家は一笑に付した。日本の勝手な思い込みであり、まさしく現(xiàn)代版「畳の上の水練」である。少し常識のある人間なら、実踐と模擬戦には大きな開きがあることを知っている。本當(dāng)に中日間で海戦がぼっ発するとして、日本は中國のミサイルの威力を考慮に入れているのだろうか。

日本はなぜ、領(lǐng)土主権と海洋権益を死守するという中國の斷固たる決意を顧みず、國際社會の冷淡な対応、最低を更新した內(nèi)閣支持率を無視して「必勝」などとうそぶくことができるのか。三つの理由が考えられる。

一つ目は、國內(nèi)の右翼勢力の後押しである。日本によるここ數(shù)年の挑発行為は、ほとんどが右翼勢力が中心になって引き起こしたものだ。シミュレーションの「戦果」などは釣魚島問題解決の役に立たないばかりか、右翼が増長して軍事衝突を引き起こす材料になりかねない。

二つ目は、中國への心理的圧力である。わが國に軍事的どう喝とプレッシャーを與え、「戦わずして勝つ」ことを意図している。野田首相は閲兵を行い、自民黨の安倍総裁は靖國神社を參拝し「中國には絶対に譲歩しない」と宣言するなど、対中國の「心理戦」を展開している。

三つ目は、支持率アップを狙うためだ。野田內(nèi)閣の支持率は18％と、もはや政権維持が困難な狀況で、日中関係の悪化が経済にも暗い影を落としている。ここで「日本必勝」を吹聴することで國民を鼓舞し、政府への信頼を高めようとしている。

軍事力は使い道を誤れば多大な災(zāi)禍をもたらすことになる。日本は敗戦國として、戦爭の結(jié)果を骨身にしみて理解しているはずだ。戦いを捨て、平和を希求することは當(dāng)然の選択であり責(zé)務(wù)であるはずだが、日本はその逆を行き、聲高に戦爭の準(zhǔn)備を叫んでいる。シミュレーション後の日本の狂騒的な行動を注視しておく必要があるだろう。

中國には、現(xiàn)実をしっかりと見據(jù)えて幽霊や化け物の存在を信じないという伝統(tǒng)がある。國家の領(lǐng)土主権という核心的利益を守るにあたり、中國人と軍は一致団結(jié)し、來襲する敵を撃退することになるだろう。（翻訳?編集/岡本悠馬）