2018年11月2日、サッカー韓國(guó)代表のDF張賢秀（FC東京）が、兵役特例に基づくボランティア活動(dòng)をする過程で時(shí)間を水増ししていたことが明らかになった。張は代表から永久追放され、文化體育観光省が兵役特例の対象となったスポーツ選手全員の実態(tài)調(diào)査に乗り出すなど、波紋が広がっている。

徴兵制の韓國(guó)では五輪3位以內(nèi)、アジア大會(huì)1位のメダリストは現(xiàn)役兵士として服務(wù)する代わり、4週間の基礎(chǔ)軍事訓(xùn)練後に體育要員として編入される。34カ月間にわたり該當(dāng)分野で働かなければならず、その特技を生かして544時(shí)間の奉仕活動(dòng)をしなければならない、と定められている。

張は2014年の仁川アジア大會(huì)で韓國(guó)代表の優(yōu)勝に貢獻(xiàn)して兵役特例を受けた。16年のリオデジャネイロ五輪や、今年のワールドカップ（W杯）ロシア大會(huì)でも代表としてプレーした。FC東京には17年7月に入団し、主にセンターバックとして活躍している。

中央日?qǐng)?bào)などによると、張は17年12月から2カ月間、母校の慶煕高で後輩を教えて196時(shí)間のボランティア活動(dòng)をしたという內(nèi)容の証明書類を作成。主務(wù)機(jī)関の國(guó)民體育振興公団に提出したが、大雪が降った日に雪のないグラウンドで練習(xí)する寫真を添付するなど資料が不十分で捏造（ねつぞう）疑惑が浮上した。張は當(dāng)初疑惑を強(qiáng)く否定していたが、兵務(wù)庁の國(guó)政監(jiān)査を通じて事実が確認(rèn)されると、水増しを認(rèn)めて謝罪した。

體育要員がボランティア活動(dòng)実績(jī)を虛偽報(bào)告した場(chǎng)合、警告を受け、警告1回あたり義務(wù)服務(wù)期間が5日延長(zhǎng)されるが、事態(tài)を重視した大韓サッカー協(xié)會(huì)は懲戒手続きを踏むための公正委員會(huì)（賞罰委員會(huì)に相當(dāng)）を招集。1日、張に対し、韓國(guó)代表選手資格の永久剝奪と罰金3000萬ウォン（約300萬円）の処分を下した。

これにより、今月オーストラリアで行われる國(guó)際親善試合の代表メンバーから既に外れている張は、來年1月のアジアカップへの出場(chǎng)をはじめ、今後韓國(guó)代表としてプレーすることが不可能になった。社會(huì)的影響の大きさなどを考慮して厳罰で臨んだとみられる。

朝鮮日?qǐng)?bào)によると、現(xiàn)在服務(wù)中の體育要員は張のほか、サッカー、野球、スケートなどの選手23人。これらの選手のほとんどは仁川アジア大會(huì)、リオ五輪や平昌冬季五輪のメダリストだ。

今回の不祥事を受け、文化體育観光省は全員の服務(wù)実態(tài)を調(diào)査すると発表した。兵役免除の権利はインドネシアで行われた今年のアジア大會(huì)でも、韓國(guó)サッカー界のスター、孫興民をはじめ多くの選手が金メダルを持ち帰って獲得したが、國(guó)內(nèi)では「優(yōu)遇措置は不公平」との聲も根強(qiáng)い。水増し発覚は政府に制度の見直しを求める動(dòng)きに拍車を掛けそうだ。（編集/日向）