2018年11月1日、米華字メディア?多維新聞は、米國(guó)のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)が中間選挙を前に、米國(guó)で生まれた子どもに國(guó)籍を與える「出生地主義」を大統(tǒng)領(lǐng)令で廃止する考えを示したという英メディアの報(bào)道を伝えた。

米國(guó)では親が外國(guó)人や不法移民でも國(guó)內(nèi)で生まれた子どもには米國(guó)國(guó)籍が付與される。これは憲法で規(guī)定された「出生地主義」に基づく制度。米國(guó)のほかにカナダやブラジルなど30數(shù)カ國(guó)がこの制度を採(cǎi)用している。

記事によると、同制度を廃止するというトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の考えに中國(guó)の中産階級(jí)家庭は神経をとがらせている。制度の廃止により「米國(guó)で出産する中國(guó)人をターゲットにしたマタニティーセンターなどの産業(yè)も深刻な影響を受けることが予測(cè)される」とし、「今後『北京ロマンinシアトル（原題?北京偶上西雅図）』（愛(ài)人の子を産むためシアトルに來(lái)た中國(guó)人女性を描いた映畫(huà)）のような場(chǎng)面もなくなる」と伝えている。

記事は「同制度廃止の目的は不法移民対策がメイン」とする分析を紹介。不法移民が米國(guó)で出産する子どもの數(shù)は旅行中に出産する數(shù)よりはるかに多いとされ、米國(guó)社會(huì)の恩恵を長(zhǎng)期的に受けるという。

一方で、出産目的で米國(guó)に旅行する中國(guó)人は中産階級(jí)以上であるとされ、出産後はいったん米國(guó)を離れ、子どもが米國(guó)の公立教育機(jī)関に入れる年齢になって再度訪米するため、享受する社會(huì)的恩恵は少ないとしている。なお、2017年米シンクタンクの移民研究センターが公表したデータによると、年3萬(wàn)6000人近い中國(guó)人の赤ちゃんが米國(guó)で生まれているという。

別の分析では、「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)はまだこの政策に関する詳細(xì)な事項(xiàng)は明らかにしておらず、廃止による影響を議論するのは時(shí)期尚早」とし、「米國(guó)政府に特定の規(guī)定ができない限り越境出産は継続されるだろう」としている。（翻訳?編集/和田）