2012年10月23日、ドイツ紙ディー?ツァイトは「中國は二度と安価を希望しない」と題した記事を掲載し、人件費の上昇や需要の減少によって海外企業(yè)の工場や資本が中國から東南アジア各國へ流出しているが、実はこうした傾向は中國にとっても世界にとってもメリットがあると説いた。25日付で環(huán)球時報が伝えた。

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生産コストの上昇や世界経済の停滯に伴って、中國から東南アジア各國へ工場や資本の流出が続いている。中國商務(wù)部によると、中國にある紡績品や靴などのメーカーの約3分の1は受注ゼロの狀態(tài)が続いている。しかしメディアは、この狀況に不満を表明するのではなく、逆に「災(zāi)い転じて福と為す」との見方を示している。

実際に、中國はこうした変化を望んでいるのであろう。中國政府は、輸出への過度の依存から、內(nèi)需拡大による経済成長モデルへの転換を推し進めている。過去20數(shù)年間、中國は安価で豊富な労働力を生かして製品を生産し、全世界に流通させ、5億人を超える國民を貧困から脫出させてきた。そして現(xiàn)在、中國の首脳陣は國民の生活レベルを高くしたいと望んでいる。

中國人力資源?社會保障部の報告によると、今年上半期、16省の最低賃金基準(zhǔn)は平均20％近く上昇した。また、中國政府は第12次5カ年計畫（2011?15年）の中で、中國企業(yè)に対し、品質(zhì)の重視と環(huán)境保護技術(shù)の向上を求めている。

こうした変化は苦痛を伴わないわけではない。その兆候はすでに現(xiàn)れており、中國経済は減速傾向を示し、「世界の工場」の勢いは失われつつある。そしてこの変化は、輸出産業(yè)の衰退によって失われた職位をいかにカバーするか、世界のその他の國にどんな意味を持つのかという2つの大きな問題をもたらすことになる。

しかし、中國はこの変化に対応できることをすでに証明している。現(xiàn)在中國では製造業(yè)よりもサービス業(yè)の方が就業(yè)機會が多くなっており、より多くの中國人が中産階級の仲間入りを果たしている。また、世界のその他の地域も、物価上昇などの副作用はあるものの、中國製品の変化を受け入れている。

一方で、歐米諸國における中國のイメージはここ數(shù)年來変化を遂げてきたが、その中に奇怪な矛盾を見ることができる。歐米のビジネス界のリーダーは以前、中國製品が安すぎると非難していたが、現(xiàn)在は中國製品の価格上昇が歐米諸國に損害を與えていると指摘している。この背後には、過去に日本や韓國が自分たちの目の前に突然立ちはだかった時のような恐怖が隠されているのだろう。（翻訳?編集/HA）