2012年10月30日、ノーベル文學(xué)賞を受賞した中國人作家?莫言（モー?イエン）氏の山東省高密市にある舊居に観光客が殺到、莫氏の才能にあやかろうと、中庭の苗木や農(nóng)作物が持ち去られ、荒地のように一変してしまったという。河南省のニュースサイト?河南―百度が伝えた。

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莫氏がノーベル文學(xué)賞を受賞すると、その舊居がにわかに注目を集め、多くのメディアや観光客が訪れるようになった。週末には200?300人規(guī)模に膨れ上がることもあり、莫氏の2番目の兄?管謨欣（グワン?モーシン）氏が臨時(shí)のガイド役を買って出て、観光客の応対をしている。

管氏は「ここが、彼が生まれて、結(jié)婚するなど、20數(shù)年を過ごした場所です。チャン?イーモウ（張蕓謀）監(jiān)督が『紅いコーリャン』を撮影した當(dāng)時(shí)、彼はこの中庭で、監(jiān)督や主演俳優(yōu)のチアン?ウェン（姜文）、コン?リー（鞏俐）と一緒に食事をしたこともあります」と紹介する。

人が大勢訪れるようになったことで、中庭の芝は荒れ、植えてあった大根や苗木も根こそぎ持ち去られてしまった。今では中庭の様子が一変し、荒地のように。こうした“お持ち帰り”は子どもを持つ親に多いようだ。莫氏の文才に少しでもあやかり、有名大學(xué)に合格させたいということらしい。

中には、大根や苗木の代金を渡そうとする律儀な人もいるが、管氏は「皆さんわざわざ遠(yuǎn)くから出向いて來てくれているのだから」と頑として受け取らない。“お持ち帰り”についても、「親が子どもの大成を願(yuàn)う気持ちは十分理解できる」ととがめる様子もない。

莫氏もこうした狀況を知っているそうだが、特に何のコメントも発表していない。舊居は依然として観光客に公開されており、今も多くの人で賑わっている。（翻訳?編集/HA）