日本のアニメ映畫が中國に次々上陸、その理由は「稼げるから」ではない?―中國メディア

Record China    2019年6月14日(金) 18時30分

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10日、中國メディアの新京報は、「日本のアニメ映畫が中國に次々上陸、その理由は稼げるからではない?」と題する記事を掲載した。

2019年6月10日、中國メディアの新京報は、「日本のアニメ映畫が中國に次々上陸、その理由は稼げるからではない?」と題する記事を掲載した。

記事はまず、2015年の「STAND BY ME ドラえもん」が中國で5億3000萬元(約83億円)の興行収入を上げた後、中國での日本アニメ映畫の人気は右肩上がりだと紹介。特に「ドラえもん」シリーズ5作は、毎回興行収入が億単位を超える人気ぶりだという。

記事は、「2015年以前、日本のアニメ映畫の中國での興行収入は『ひどい』または『そこそこ』というレベルだった」と指摘。「STAND BY ME ドラえもん」の中國のサプライヤーである鳳儀娯楽の副総裁である程育海(チョン?ユーハイ)氏は、同映畫を見るため日本を訪れ、作品に感動し涙したことを明かした。同氏は「映畫の質さえ良ければ、きっと中國の観衆(zhòng)も受け入れてくれるはず」と信じ、公開を決定したという。結果、同作は當時の日本映畫の興行収入ランキング1位を獲得し、中國に輸入される日本アニメ映畫はこの翌年から増加した。

記事は、「今年はまだ半年も過ぎていないにもかかわらず、すでに9作の日本アニメ映畫が中國に輸入されている」と紹介。程氏はその理由を、「日本はもともと世界一の優(yōu)良なIP(原作)生産國。ハリウッドが日本のIPをリメイクし映畫公開するほど優(yōu)れている」としている。また、もう一つの理由として、中國の映畫市場が成熟してきており、観衆(zhòng)の映畫に対する「好き」という気持ちが安定してきたことを挙げている。

さらに、「君の名は。」「打ち上げ花火、下から見るか?橫から見るか?」などの中國側サプライヤーである光線伝媒について、「新海誠監(jiān)督のスタイルを切り口とした『フィルター宣伝』が功を奏した?!壕蚊稀!护闻d行収入は中國で公開された日本映畫としては初めての5億7500萬元(約90億円)を記録した」と伝えた。

一方で、記事は「日本のアニメ映畫が中國市場で素晴らしい成績を殘しているが、決してリスクがないわけではない。むしろ稼げない映畫の方が多い」と指摘。2017年の「名探偵コナン から紅の戀歌」はさまざまな原因でインターネットでの公開となってしまい、「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」は現(xiàn)在に至るまでスクリーン上映されていないことを伝えた。(翻訳?編集/和田)

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