米國(guó)の中間選挙でトランプ政権の與黨?共和黨は上院で過(guò)半數(shù)を維持する一方、下院では民主黨が勝利し、「ねじれ議會(huì)」となった。中國(guó)紙は9日、「米中貿(mào)易摩擦が緩むことはない」との分析を紹介。韓國(guó)紙は人権問(wèn)題などを重視する民主黨の影響で「対北朝鮮交渉の敷居が高くなる」とみている。

選挙結(jié)果を受け、中國(guó)外交部の華春瑩報(bào)道官は7日の定例記者會(huì)見(jiàn)で、「中間選挙の結(jié)果にかかわらず、中米関係が重要だとの考えを中國(guó)側(cè)が変えることはない」と説明?！附∪陌捕ǖ膜书v係発展を維持していくことは、両國(guó)の良識(shí)派に共通する願(yuàn)いだ」と述べ、米側(cè)に関係改善を呼び掛けた。

中國(guó)共産黨機(jī)関紙?人民日?qǐng)?bào)系の環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）は「米議會(huì)內(nèi)で中國(guó)の“脅威”に対応すべきだという考え方が少なからず共有されている」と主張。民主黨の下院での勝利により米中貿(mào)易摩擦が緩むことはない、との見(jiàn)方を示した。

こうした見(jiàn)方は米國(guó)內(nèi)でも同様だ。日本メディアは、「新冷戦」の様相を強(qiáng)める米中関係をめぐり、専門(mén)家は「中國(guó)の臺(tái)頭を止めるために、あらゆることを行うべきという點(diǎn)で、米國(guó)內(nèi)で広範(fàn)な合意がある」と解説。選挙結(jié)果が対中強(qiáng)硬路線に影響を與えることはない、と論じた。

中國(guó)の習(xí)近平國(guó)家主席とトランプ大統(tǒng)領(lǐng)は、11月末からアルゼンチンで開(kāi)かれる主要20カ國(guó)?地域（G20）首脳會(huì)議に合わせて首脳會(huì)談を開(kāi)く見(jiàn)通しだ。貿(mào)易摩擦の解消を望む中國(guó)としては、會(huì)談前に米中関係を刺激したくないのが本音だ。環(huán)球時(shí)報(bào)は中間選挙の結(jié)果を「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が負(fù)けた」とネットで速報(bào)したが、すぐに削除した。対米関係への悪影響を懸念したとみられる。

韓國(guó)紙は選挙結(jié)果が北朝鮮との非核化交渉に與える影響に注目した。中央日?qǐng)?bào)は社説で「遅々と進(jìn)まなくても対話の動(dòng)力を維持してきたのはトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の『獨(dú)特』の北朝鮮へのアプローチで可能だった。原則的な行政府官僚らの意見(jiàn)も拒否した。今は狀況が変わった」と論じた。

その上で「（民主黨は）『あいまい』な方法で行われた交渉に対して“顕微鏡検証”を突きつけるだろうということだ。棚上げされていた北朝鮮の人権問(wèn)題も議題に上げることを要求する可能性も高い」と指摘。韓國(guó)政府にも「過(guò)去1年半の間、目まぐるしい変化を見(jiàn)せた韓國(guó)の外交を落ち著いて振り返る時(shí)だ」と求めている。

韓國(guó)?東亜日?qǐng)?bào)は「北朝鮮『非核化イベント』もはや通じない」との社説を掲載。「民主黨はこれまで米朝首脳間の『ビッグディール』方式の交渉に不信感を示してきた」などとして、「北朝鮮は何よりも、トランプ氏だけを口説き落とせばいいという考えは捨てなければならない。イベント性首脳會(huì)談と爆破ショーのような詐欺はもはや通用しない」などと主張した。（編集/日向）