中國(guó)で初めての國(guó)際輸入博覧會(huì)が5日、上海で開幕した。開幕式で習(xí)近平國(guó)家主席は「多國(guó)主義と自由貿(mào)易體制は打撃を受けている」と述べ、中國(guó)に貿(mào)易戦爭(zhēng)を仕掛けた米國(guó)をけん制す一方、「今後15年間で合計(jì)40兆ドル（約4500兆円）超を輸入する」と宣言。14億人の巨大市場(chǎng)開放をアピールした。

國(guó)際輸入博は2017年5月の「一帯一路國(guó)際フォーラム」で習(xí)主席が開催を発表した。習(xí)主席は開幕式で中國(guó)が改革開放政策を打ち出してから2018年で40年の節(jié)目を迎えることに觸れ、「外資投資法規(guī)を取りまとめ、オープンで透明な外國(guó)関連の法律システムを整備し、參入前內(nèi)國(guó)民待遇とネガティブリストの管理制度を全面的に踏み込んで実施する」などと言及し、一層の市場(chǎng)開放に取り組む決意を表明した。

さらに「今後15年で中國(guó)の物品輸入額は30兆ドル（約3000兆円）、サービス輸入額は10兆ドル（1500兆円）を超える見通しだ」と指摘。中國(guó)との貿(mào)易赤字を問題視する米國(guó)を念頭に輸入拡大に努める姿勢(shì)を強(qiáng)調(diào)した。

中國(guó)共産黨機(jī)関紙?人民日?qǐng)?bào)の電子版によると、國(guó)際輸入博には10日までの期間中に16萬人以上のバイヤーが中國(guó)各地から「世界中の商品を買う」ために集結(jié)する。

北京市は4741の企業(yè)?機(jī)関の1萬4354人がバイヤーチームを結(jié)成。先端設(shè)備製造、サービス貿(mào)易、テクノロジーイノベーション製品?技術(shù)など、北京の産業(yè)発展にマッチした製品、技術(shù)、サービスの仕入れに照準(zhǔn)を絞ると同時(shí)に、消費(fèi)構(gòu)造の高度化を意識(shí)して高級(jí)消費(fèi)財(cái)やサービスの仕入れも積極的に行う計(jì)畫だ。

天津バイヤーチームは総數(shù)2470社以上で、約3割のバイヤーが出展業(yè)者に購入意向を既に示している。分野としては大型機(jī)械、飛行設(shè)備の導(dǎo)入?リース、特色ある製品、農(nóng)産品の輸入、クリーンエネルギー、金融、スポーツ、観光などとされる。

地元上海のバイヤーチームには登録済みのバイヤーが1萬5000社ある。うち、今後5年の間に、仕入れる計(jì)畫のあるバイヤーは1萬社以上で、10億元（約160億円）分以上の商品を仕入れる計(jì)畫がある企業(yè)は數(shù)百社に達(dá)する。今回の輸入博では生産設(shè)備100億元（約1600億円）分、化粧品20億元（約320億円）分、醫(yī)療設(shè)備6億元（約96億円）、乳製品1億元（約16億円）分の仕入れが計(jì)畫されているという。

國(guó)際輸入博に參加したのは、約170の國(guó)?地域の約3500社。國(guó)別では日本が約450社と最も多く、トヨタ自動(dòng)車、ホンダなどの自動(dòng)車メーカーのほか、パナソニック、三菱重工業(yè)、オムロンなどが出展した。2位は韓國(guó)で現(xiàn)代自動(dòng)車、サムスン電子などが出展。3位の米國(guó)ではゼネラルモーターズ、フェイスブック、グーグルなどの有名企業(yè)が名を連ねている。（編集/日向）