2018年11月7日、華字紙?日本新華僑報(bào)は、「高品質(zhì)で名高いメード?イン?ジャパンの製品は、必ずしも日本人が作っているわけではない」と題するコラムを掲載した。

「メード?イン?ジャパン」と言われて人々が連想するのは、厳しい生産管理、良質(zhì)、そして職人の「匠の精神」など。記事は、「少子高齢化の影響で労働力不足にあえぐ日本では、純粋な日本製品の生産が難しくなっている」とし、特に衣料品などの製造現(xiàn)場(chǎng)は外國人労働力に頼らざるを得ない現(xiàn)狀を紹介した。

記事はまず、「純粋な日本製のオーダーメードシャツを大量生産できる工場(chǎng)は日本全國に10カ所ほどしか存在しない」という東洋経済オンラインの報(bào)道を引用。工場(chǎng)內(nèi)でも日本人社長以外のほとんどが「外國人技能実習(xí)生」と呼ばれる外國人労働者であるとし、ワイシャツは確かに日本製だが「必ずしも日本人が作っているわけではない」とした。

その上で、「日本人が作る製品と外國人が作る製品とでは品質(zhì)に差がある」と指摘。現(xiàn)行の日本の法律では外國人技能実習(xí)生の実習(xí)期間は3～5年。ようやく技術(shù)を覚えてもすぐに帰國となり、完全な技術(shù)の習(xí)得は「困難」としている。

さらに、日本で働く外國人労働者たちが國際社會(huì)で「奴隷」と呼ばれている側(cè)面があると紹介。2017年8月、日本の厚生労働省が外國人技能実習(xí)生を雇用している企業(yè)5672社に調(diào)査を行ったところ、70．6％の企業(yè)で実習(xí)生に対する違法な長時(shí)間労働の強(qiáng)要や給料の未払いなどの悪質(zhì)な事例が生じていたとする結(jié)果を伝えた。記事は、「このような環(huán)境下で技能実習(xí)性が仕事に打ち込めるわけがなく、品質(zhì)低下は當(dāng)然」と指摘した。

「メード?イン?ジャパン」製品は、高品質(zhì)で知られているが高価格でもある。しかし市場(chǎng)は常に「コストパフォーマンスの良さ」を求める。記事は、「日本企業(yè)はそれに応えるためにさらに多くの外國人技能実習(xí)生を安価な賃金で雇用し、日本政府に外國人労働力の受け入れ拡大を求めている」とした。

また、「今後も日本企業(yè)が低賃金で劣悪な労働環(huán)境で外國人労働者を搾取し続ければ、製品の品質(zhì)は落ち、國際社會(huì)で競(jìng)爭(zhēng)力を失う」とし、「何十年もかけて作り上げてきた日本製のブランド力は地に落ちる」と警鐘を鳴らしている。

記事は最後に、今後は「メード?イン?ジャパン」よりも、「日本式」の生産方法を追求することが重要だと提言している。（翻訳?編集/和田）