中國メディアの新華報(bào)業(yè)網(wǎng)は7日、河南省で10月に発見された前漢期の墓から、當(dāng)時(shí)の酒と思われる液體が見つかったと報(bào)じた。青銅製の容器の內(nèi)部に殘っていたという。

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河南省洛陽市で発見された墓で、現(xiàn)在のところ作られたのは前漢の中期から後期にかけてと判斷されている。劉邦が項(xiàng)羽を破って漢（前漢）を樹立したが紀(jì)元前206年、前漢の滅亡は紀(jì)元8年なので、青銅製の容器の內(nèi)部にあった液體は「2000年のビンテージもの」ということになる。ガラス容器に移された液體には、白い沈殿物が見えるが上澄みは無色透明だ。

記事によると、墓內(nèi)部は墓道、主墓室、側(cè)室、廊下など6つの部分に分かれている。すでに葬られた人物のものと見られる遺骨1體分も発見された。さらに、玉器や陶器、青銅製のさまざまな副葬品が大量に見つかった。

洛陽市文物考古研究院の史家珍院長は、発見された副葬品について「種類が豊富で、等級(jí)も高いもの」と説明。特に「大雁銅燈」と呼ばれる鳥の姿を模した青銅製の照明具は、洛陽地區(qū)における初めての発見という。史院長は青銅製容器內(nèi)の液體について「前漢時(shí)代の美酒だったと推測(cè)できる」と説明した。

中國では2018年3月にも陝西省咸陽で、戦國時(shí)代（紀(jì)元前5世紀(jì)～同221年）末期から秦代（紀(jì)元前221年～同206年）に作られた墓から、青銅製容器に密封されていた酒が見つかったの報(bào)道があった。（翻訳?編集/如月隼人）