2018年11月15日、中國メディア?騰訊（テンセント）によると、中國では11日に「獨(dú)身の日（光棍節(jié)）」のセールが行われ、中國最大のオンラインショッピングモール?天貓（Tモール）は11日當(dāng)日だけで2135億元（約3兆4160億円）もの取引額を記録した。

こうした爆買いの裏には使い捨ての意識(shí)が存在するのではないかと記事は懸念を示している。若い世代の間では結(jié)婚しても、「気に入らなければ離婚すればいい」といった考え方が珍しくないという。

獨(dú)身の日セールの取引額は、10年前の2007年には5000萬元（約8億円）だったが、その後は増加どころか急増の一途をたどっている。記事は、過剰なまでの消費(fèi)が急増しているのは、人々が自らの帰屬意識(shí)や充足感、多幸感を得る安易な手段になっているためだと分析している。

中國では人々の欲望はいまだとどまるところを知らない。ある社會(huì)學(xué)者は、「體験したことのない事物だけが欲求を満たすことができる。よく知るものでは満足させられない」と指摘しているが、中國人が爆買いにふけり続けている一方、日本人はすでに満たされきっており、「斷捨離」する人が増えている。

記事は、80年代の日本人は多くのものに囲まれた生活を送っていたが、現(xiàn)在は浪費(fèi)を控え、たくさんあった所有物も整理し、自分が本當(dāng)に気に入ったものだけを買うようになっているとし、こうした斷捨離は文明社會(huì)の1つの傾向だと指摘している。（翻訳?編集/岡田）