Record China 2018年11月12日(月) 16時20分
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12日、環(huán)球時報は、「日中関係が改善するなかで、『精神日本人』への見方を変えてはならない」とする、黒龍江省社會科學(xué)院東北アジア研究所の笪志剛氏による評論記事を掲載した。資料寫真。
2018年11月12日、環(huán)球時報は、「日中関係が改善するなかで、『精神日本人』への見方を変えてはならない」とする、黒龍江省社會科學(xué)院東北アジア研究所の笪志剛(ダー?ジーガン)氏による評論記事を掲載した。以下はその概要。
近頃、英BBCの中國版サイトに、ある日本人による「日中関係を真に正常化するなら『精神日本人』の名譽を回復(fù)すべきだ」との文章が掲載された。文章では、複雑な論理のすり替えや粉飾を利用して「精神日本人」という概念を「日中の相互理解促進において最も役割を果たすべき人」と位置付けている。これは「精神日本人」の然るべき定義から著しく乖離(かいり)し、定義そのものをひっくり返すものだ。
「精神日本人」は中國ではけなし言葉であり、まさに王毅(ワン?イー)外相が言う「中國のクズ」に他ならない。中國は互いに學(xué)び合うことを提唱しているが、歴史の事実を冒とくしても構(gòu)わないという意味では斷じてない。歴史は恨み続けるためのものではないが、軽々しく忘れてもいけないのだ。
日中両國の戦後の発展は、両國友好の礎(chǔ)が広範(fàn)な民衆(zhòng)にあることを証明してきた。すなわち、困難の中で抵抗を排除し、友好を進めてきた知日派、知中派の存在だ。しかしそこには「精神日本人」が入る余地はない。なぜなら、日中関係は終始「歴史をかがみとして未來を志向する」ことを基本としているからだ。歴史を無視し、民族の尊厳を踏みにじる「精神日本人」は、歴史虛無主義とでも言うべき存在だ。
日中両國は、移動することのできない隣國同士であり、関係が改善してもなお歴史や現(xiàn)実の問題を処理しなければならない。両國民の感情の回復(fù)には、真の率直さと誠意が必要だ。
反日を一種の病気とするなら、「精神日本人」はなおのこと大きな病であり、両國の有識者が協(xié)力して「手術(shù)」をしなければらない。日中関係の好転を射幸心で捉え、日本を米國との対抗のカードとして利用すべく歴史問題で譲歩をしようというのは、幼稚な病気と言えるのである。(翻訳?編集/川尻)
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