中國(guó)國(guó)営の新華社によると、中國(guó)卓球界のレジェンドとして知られる中國(guó)卓球協(xié)會(huì)の劉國(guó)梁（リウ?グゥオリアン）副會(huì)長(zhǎng)が11日、「中國(guó)女子卓球の危機(jī)は、事前の予想をはるかに超えている」と語(yǔ)った。

記事は、先日のスウェーデンオープンについて、「日本の伊藤美誠(chéng)が、中國(guó)の主力である劉詩(shī)ブン（リウ?シーウェン）、丁寧（ディン?ニン）、朱雨玲（ジュー?ユーリン）らを破って優(yōu)勝した。中でも、決勝は4‐0と完勝だった」とし、「この數(shù)試合は、現(xiàn)地で観戦した劉國(guó)梁を震撼させた。相手に対して、そして自國(guó)の選手に対して、いくらかの“想定外”があった」と伝えた。

劉氏はオーストリアオープン後、「私はここに座って、もしこれが東京（五輪）だったらと考えてみた。おそらく、『さようなら』を言う間もなく敗れていただろう。こういう狀況は起こり得るのだが、この2大會(huì)の結(jié)果は我々が事前に予想し得なかったものだ」と語(yǔ)った。

今大會(huì)の伊藤については「この2年、ずっと中國(guó)チームの研究対象だった。彼女は十分な実力があり、戦機(jī)をとらえる能力がとても高い。中國(guó)のどの選手とも互角に戦えるだろう。中國(guó)にマークされながら、それでも高い勝率を上げているのは偶然ではない」と評(píng)価する一方、「だが、これは彼女が中國(guó)チームを一掃できるということを意味しているわけではない」とも指摘した。

ただ、劉氏も変革の必要性は感じている。スウェーデンオープン後には、男女のコーチ陣をそのまま入れ替えるという奇策に出た。今年9月に再び卓球界に戻ってきた劉氏は「1年余り離れていた。自分の過(guò)去の卓球に対する理解と判斷で、未來(lái)の発展の道を決めてはならない。世界の卓球は動(dòng)いている。チーム、コーチ、選手の間にも大きな変化が起こる。私は自分がこの動(dòng)きから逸脫し、正しくない判斷を下すことを恐れている」と語(yǔ)った。そして、「大きな方向性、戦略性が正しければ、大きな問(wèn)題は起きない」との見(jiàn)方を示した。（翻訳?編集/北田）