2012年11月5日、臺灣映畫「KANO」のクランクイン発表會が行われ、ウェイ?ダーション（魏徳聖）監(jiān)督らが出席した。NOWnewsが伝えた。

【その他の寫真】

臺灣映畫史上最大のヒット作となった「海角七號/君想う、國境の南（08年）」をはじめ、昨年は臺灣原住民による抗日事件を描いた「セデック?バレ」と、話題作を世に送り出しているウェイ監(jiān)督。最新作となる「KANO」では、自身は製作総指揮となり、「セデック?バレ」で若き頭目を演じた俳優(yōu)マー?ジーシアン（馬志翔）にメガホンを預(yù)けている。

「KANO」は、嘉義農(nóng)林學(xué)校（現(xiàn)?國立嘉義大學(xué)）の校名を短縮した「嘉農(nóng)(かのう)」の日本語読みだ。1931年、同校は臺灣から甲子園大會（當(dāng)時は「全國中等學(xué)校優(yōu)勝野球大會」）に出場し、準(zhǔn)優(yōu)勝という快挙を達成?！窴ANO」は、臺灣から夢の舞臺にやって來た球児たちを描く作品となる。

臺灣映畫史上最高額の製作費が投入された「セデック?バレ」では、資金不足でたびたび撮影中止に追い込まれた。ウェイ監(jiān)督によると、「KANO」の製作費は2億5000萬臺灣ドル（約7億円）の予定?，F(xiàn)在、ほぼ半分が集まっているため、前作のようなリスクは低いという。

1930年代の嘉義の町を再現(xiàn)するのは資金的に困難だが、ウェイ監(jiān)督がこだわっているのは甲子園のシーン。ここだけで3000萬臺灣ドル（約8200萬円）前後を費やして、完璧なセットを作りたいという。

クランクインしたばかりの「KANO」は、主に臺灣南部で撮影が行われ、來年2月にクランクアップ予定。2014年のお正月時期に公開を目指している。（翻訳?編集/Mathilda）